先日ふと思い立ち、このサイトの右下の方にコンタクトフォームをつけてみた。
コメント欄に書き込むと強制的に公開されてしまうので、それがイヤだという人がいるかもしれないと思ったのだ。
実際はどうだったかわからないが、おかげで週に数通ほど連絡をいただき楽しく連絡をさせてもらっている。
(ときどき迷惑メールに入ってしまうことがあるらしく、送っていただいたのに返信できていない場合があるかもしれません。返事来ないなぁという方はお手数ですが送り直していただけるとうれしいです。)
そんななかである日、一通のメールが届いた。
瀬戸内の旬が我が家にやってきた
それは 「岡山の市場で働いています、よかったら一度お越しください!」
という簡潔でさっぱりした数行のメッセージだったが、なんだかワクワクしてすぐに返信メールを送った。
岡山中央卸売市場で仲買をされているというその方(以下、ご本人の希望により“翔”氏とさせていただきますw)は、サワラやマダイなどの高級魚とともにマイナー魚の仕入れにも力を入れていて、珍しい魚を見かけるとつい買ってしまうそうだ。
このサイトの「雑魚を流通させてくれ!」という叫びに共感して、連絡してくれたのだという。
マイナー雑魚トークでひとしきり盛り上がった後、魚を注文させていただくことになった。
「5000円分くらいで、オススメをテキトーに入れてください!」とお願いしたのだが…
(゜Д゜)
(゜Д゜;)
(゜Д゜;;)
(゜Д゜;;;)
(゜Д゜;)( ゚Д)( ゚)( )(゚ )(Д゜; )(゜Д゜;)



いやこれマナガツオとアコウだけで5000円超えてますやん…
慌ててLINEで連絡を入れると、すぐに翔氏から電話が着信。
「どうですか!!ご満足いただけましたか!!」
いや満足も満足、大満足です!
というかこれ赤字じゃないですか?
「大赤字ですね!初回なんで出血大サービスしました。」
出血ってこれ致命傷レベルの大出血ですやん…
ただ量が多いだけでなく、どれも非常に新鮮で身がいかっている。
特にタモリは翔氏直々に締めて送ってくれたとのことで、釘が打てそうなほどに硬い。
早速、ワタリガニは蒸し蟹に、ガラエビは茹でてマヨネーズで。
タモリ、シズ、マナガツオ、アコウはサクにして一晩寝かせたあと、刺身に。
美味すぎる!
タモリは寝かせても身がしっかりとしており、ゼラチン質に富んでいる。
背鰭が大きいのでエンガワがとれるが、それ以外の筋肉にもしっとりと脂がのっており、身の甘みが強い。
誤解を恐れずに言うと、メバルの完全上位互換というカンジ。
あるいはコロダイとカサゴのいいとこどり。
先日食べたヒゲソリダイと比べると、あそこまで脂はのっていないが身はもっと締まっている。
イサキ科の魚なので厚めに切ってみたが、薄造りにしてポン酢で食べても絶品のはず。
シズは東日本では「干物魚」のイメージが強いが、刺身にしてみると脂が強く、まったりとして味が濃い。
メダイをギュッと濃縮したような感じ?
焼き霜にして皮の食感を楽しむのもイイ!
マナガツオ…これはちょっとぜいたくすぎる。
照り焼き、煮付けで食べたときと同じ、マナガツオの個性的な香りが刺身だとより濃く感じられる。
僕にはたまらないが連れはちょっと苦手のようす。
非常に美味いけど、やっぱり加熱料理に価値のある魚かな?
アコウはもう、文句なし。
ヘンな修飾語は受け付けない、インハイど直球の美味さ。
30㎝足らずなのに、その辺のハタ科じゃ太刀打ちできない味なんだもんなぁ…
岡山、行ってきます
最初に翔氏から連絡を受けたときは「…営業DM?」と思ってちょっと訝しんだのだが、こんなに嬉しい繋がりができるとは思ってもみなかった。
サイトをやっててよかったなぁと思う瞬間である。
翔氏とは非常に意気投合でき、また岡山には祖母が住んでいる(しかも市場のすぐそば)という縁もあって、実際にお会いして話をしてみたいと申し出るとすぐに快諾して下さった。
ということで明日、さっそく岡山に行ってまいります。
市場も見せていただいて、後日レポートいたします!
台風よ、頼むから逸れてくれよ…
コメント
遂にこの時がやってきました‼︎
一筋の光明ことどうも僕です笑
自分の魚がここで使われる事になるとはサイト見始めた時は思いもしませんでした‼︎最初怪しまれていた事も初めて知りました笑
これから茸本氏に協力して頂き、瀬戸内の色々な魚を紹介していきたいと思います‼︎
どうも、お世話になりますw
怪しんでたってほどでもないんですけどねwすごくさっぱりとしたメールだったので、逆になにか裏があるんじゃないかと一瞬身構えたんですが、全くの杞憂でした!
今後ともよろしくお願いします!このブログが翔さんとマイナー魚好き読者の懸け橋となれますように…!