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茸本朗 初の単著「野食のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!!
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リアル書店でも、紀伊国屋さま、丸善さま、三省堂さま、八重洲ブックセンターさまなどの各店舗で目立つところに並べていただいています。
よろしければぜひ一度、手に取ってみてくださいませ。(ジセダイサイト内で試し読みも可能です)
購入された方、ぜひ通販サイト・アマゾンのレビューにもご協力ください。
あと今月末、焼津で野食会やります! 詳しくはこちら
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台風コノヤロー!!
参加者の皆様の中に強烈な雨男or女さんがいらっしゃるようですね……(ワイは晴れ男)
胸に手を当てて、心当たりのある方は至急悔い改めてください。
まあそれはそれとして、直撃して高速道路が通行止めにならない限りは野食会は開催します。
ただ交通事情によってはご来場いただけない方も出ると思いますので、その場合はご無理なさらず、メールでその旨ご連絡下さい。
野食会2017秋 in 焼津 当日の詳細
当日の食材についてですが、現時点では以下のとおり予定しています。(野食材のため、当日ご提供できない場合がございます)
●肉系
・豚肉どんぐり燻製&おでん
・すっぽん
etc..
●魚介系
・メジロ(ワラサ)の魚肉ソーセージ
・アオリイカ
・アマダイ
・タコわた
・カメノテ
・川魚いろいろ
・テナガエビ
・干物いろいろ
・当日までに釣れたもの
etc…
●植物系・きのこ
・ヤマドリタケモドキ
・ナメコ
・キノコいろいろいっぱい
・シイの実のお菓子
・ノビル餃子
・ヤマモモゼリー
・クコの芽
●その他
・ヤマモさんのパン
・タガメクッキー
・その他虫料理
・柿(大量)
今回もすごいラインナップ、かつ多いです。おなかペコペコにしてきてください。
参加者の皆さまへのご連絡ならびにお願い
参加予定の方は必ずご一読ください。
・当日は12時ごろから開場しており、下処理や料理など行っていただくことが可能です。
・当日は14時乾杯、20時終了の予定ですが、入退場は自由です。
なお、現時点で遅れor途中退場を予定されている人は予めご連絡いただけると嬉しいです。
また前記の通り、荒天による遅れ、欠席などの際にはお手数ですがご一報くださいませ。
※※お願い※※
●準備・片づけは全員でやりましょうオナシャス(懇願)こちらからひとりひとりにご指示するのは物理的に不可能なので、自主的にできることを見つけてお手伝いいただけると嬉しいです。
●お酒の持ち込み大歓迎
・出席確認ならびに同日のご連絡先などに関するメールを土曜日までにお送りします。
ご確認いただき、必ずご返信ください。
その他、ご不明な点がございましたらメール、Twitter、DM、LINE、伝書鳩、毒電波、お告げ、棒の手紙、サブリミナル、ストーキング、下駄箱にラブレター投函、肉体言語などの手段でご連絡をいただけると嬉しいです。
聞くのです……私は今……あなたの心に直接……語りかけています……
ホコリタケというタヌキとキツネ
先日、キノコ狩りの際に非常に存在感のあるホコリタケを見つけました。
正式和名はタヌキノチャブクロ、材上生のホコリタケです。
(材上生だからと言ってタヌキとは限らないけど)
他にはキツネノチャブクロってやつもいます。茶袋ってなんでしょうね。
大雨の後なので、外皮の特徴的な鱗片は脱落してしまっていますが、まあ間違えないでしょう。
でも形がやたらファンキーなんだよな……チャブクロ系ってこんな個性的な形してたっけな?
これなんか完全にタヌキノフグリやないかい。
思わずカツさんの股間に添えてしまったよ。。。
ホコリタケの仲間は英語で「Puff ball」と呼ばれることからもわかるように、子実体全体が化粧用のパフ、さらに言うとお菓子のマシュマロそっくりの構造をしています。
若いうちは全体が真っ白なのですが、成熟すると内部から徐々に色づき、やがて茶色くなり粉っぽくなります。
これが胞子で、最終的には頭頂部に穴が開き、胞子を吹き出します。
内部がまだ白いうちは無臭で、食用にすることができます。
加熱するとはんぺんみたいな食感と舌触りで、ちょっと菌臭が強くて、旨味の類はそんなにありません。(すげえ美味いという人もたまにはいる)
個人的にはそんなに惹かれないキノコです。連れは見つけるたびに枝でつんつんしてボフボフさせていますが。
なんですけど、よく考えたらこれまで食べてきたのは地上生のキツネノチャブクロばかりでした。
キノコって言うのは生育環境によって味が変わり、とくに地上生のものと材上生のものではその土臭さに大きく差が出ることがあります。
ひょっとしたらタヌキ……はキツネ……と比べて菌臭が弱いかもしれない。
ちょっと試してみようかな、やりたい料理もあるし。
ということで持ち帰ってみました。
タヌキノチャブクロをとりあえずチョコでコーティングしてみた
たぬたんは水でよく洗い、皮を剥きます。
皮はもろいですが、手でぺりぺりと剥けます。慣れると楽しい。
半分に切り、内部が着色していないことを確認……
器に入れてラップをかけ、レンチンしましょう。
茹でると余計な水分が含まれちゃいそうだしね。
加熱後のもの。
手触りは完全にマシュマロ、いやさらに言えば先般流行ったギモーヴそのものです。
違うのは香りで、新鮮な原木シイタケのひだのような香りがします。つまり強い菌臭。
水気をよく切って、冷蔵庫で冷やします。
その間にチョコを湯煎しましょう。
経験上、キノコにチョコを合わせる際には、ビターであればあるほどよいです。(カカオ70%以上が理想)
溶かしたところに森永先生のココアパウダーをぶち込んでよく練り上げます。
ここにたぬたんを入れて、全体にコーティング。
冷蔵庫で冷やしていきましょう。
できた!
いただきマース
……(`・〰・´*)
うん、結構美味い!
フランスのシバフタケの例からもわかる通り、キノコとチョコって実は合います。
発酵したカカオ豆の香りが菌臭をうまくマスキングしつつ、個性として立たせてくれるから。
たぬたんの強い菌臭も、期待通りチョコがうまく包んでくれました。
レンチンしたたぬたんは、茹でた時のポキュポキュ感と違い、やや繊維質なジャキッとした感じが残っています。
歯触りは最初ははんぺんなのに、あとからジャキジャキくるのがとてもユニークで面白いです。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
細かく刻んでチョコに練りこむのも面白そう。。
コメント
悔い改めなければならないかもしれませんw
タヌキとキツネ……フィールドで見つけるとどっちがどっちだったかなってなります(;^ω^)
色々弄くりまわされているキノコが「たぬたん」という名前になっただけで何か可愛そう感が生まれる……w