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さて、昨日作りきれなかった八幡巻、改めて作っていこうと思います。
八幡巻とはご存じのとおり、ごぼうを何がしかでぐるぐると巻いて煮たもので、ウナギやアナゴのほか、牛肉なども用いられます。
「川二郎」では“ひと通り”の〆的存在でこの八幡巻、ないしは八幡焼き(ごぼうとウナギをネギマ様に串焼きにしたもの)が出てくるようです。
でも、せっかくのダイナンアナゴ、普通の八幡巻を作っても面白みがありません。
そこでこの度用意いたしまするは
じゃじゃーん! 堀川ごぼう~
堀川ごぼうはいわゆる京野菜のひとつで、直径は最大で8㎝ほどにもなるごんぶとのごぼうです。
肉質が軟らかく、中心にすが入るので味の染みが良く美味しい。
でも馬鹿正直に京都で買うとお高く留まりやがりなさるので、今回は長野の道の駅にて購入したものを使います。
なので厳密にいうと堀川ごぼう“的なもの”です。
(堀川ごぼうは、そういう品種があるわけではなく、栽培してたらたまたまでっかくなったのでブランド化したものなのです。なので京以外で作られたものは堀川ごぼうとは呼ぶべきではない)
というか正直に言うと
道の駅で堀川ごぼう“的なもの”見つける
↓
これでブログネタなんかやりたい
↓
でけえ八幡巻作ったらどうかな?
↓
ダイナンアナゴ釣らなきゃ(使命感)
という流れでこの度釣りに行ったのでありました。
完全にDPZ風の記事の流れですね。
巨八対(巨大八幡巻特設製造対策本部)
まずはごぼうの皮をむき、2~4つに割ります。
薄めのだし汁で煮て、そのまま冷まして味を染ませます。
ダイナンアナゴは小骨が多く舌に障るので、骨切りをしていきます。
90㎝くらいのサイズのダイナンちゃんなら、骨切り間隔は3㎜くらいでいいと思います。もっと大きいものだと小骨とは言えないレベルになってくるので、より細かく骨切りをするか、あきらめて食べるときに口から取り出しましょう。
煮あがったごぼうを束ねて、アナゴをぐるぐると巻いていきます。
これは……デカい(確信)
直径は優に10cmはあるでしょう。
イメージは古の出雲大社の神殿柱。
端を竹串で留め、焼いていきます。
……と、ここで悲劇が。
骨切りをしたときに、皮目まで切れ目が入ってしまった部分があったようで、加熱によって皮が縮み、その部分からちぎれてしまったのです。
完全にぼくの修行不足ですね。
こうなるともう八幡巻はできません。
どうしよう……
……八幡焼きでいいか。
八幡焼きはごぼうとウナギやアナゴを交互に串刺しにして焼いたもので、八幡巻の2次元ver.といえるでしょうか。
「ひと通り」を出す店の中には、この八幡焼きを正式メニューとしているお店も少なくないようです。
でも、せっかくなのでデカさにはこだわりたい。
ということで竹串ではなくバーベキュー用の金串に刺して
フライパンでよく焼き、たれを絡ませます。
おっしできた
山椒を大量にぶちまけていただくのが好きです。
……(`・〰・´*)
うむ、おいしーですね。
ごぼうの土っぽい香りと蒲焼のたれの焦げ、そしてアナゴの分厚い皮が合わさると大変美味しい。
ダイナンアナゴはちょっとパサつくので、多めの油でソテーするのがコツかなと思います。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
八幡巻を作るなら、ごぼうに巻きつけるときにもっと遊びを作っておかないといけないんだなぁという理解がありました。
次回はそうしよう、もし次回があるならば……
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