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茸本朗 初の単著「野食のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!!
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よろしければぜひ一度、手に取ってみてくださいませ。(ジセダイサイト内で試し読みも可能です)
購入された方、ぜひ通販サイト・アマゾンのレビューにもご協力ください。
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トークイベント「野食のハナシ」、おかげさまで大盛況となり、楽しく喋らせていただくことができました!
ゲストのみなさま、参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
つぎはちゃんと自己紹介してから話し始めるようにします(汗)
メニューの方も、闇鍋・野食すり身揚げともにほぼ完売ということで嬉しい限りです。
採ってきたものを食べる・食べてもらうというのは本当に楽しいことです。みんなもぜひ、やってみてね!
次は野食会にてお待ち申し上げております。2月に開催する予定です!
ギス大好き(食材として)
さて、イベントの興奮も(ぼくの中で)冷めやらぬ昨日8日、べーやん丸で深海釣りに行ってきました。
黒いのがたくさんいても、赤いのがいてくれることで「外道に負けず良く頑張ったね」という労いを受けることができるのが深海釣り。
今日は黒いのと、目が緑に光るやつだけしか釣れず、マリーナのひとの失笑が心に突き刺さる…… pic.twitter.com/qiZEwNFZFX
— 茸本朗 「野食のハナシ」ご来場ありがとうございました! (@tetsuto_w) 2018年1月8日
過去最大級にアタリがなく、全体的に貧果に終わってしまったものの、ギスやスミヤキなどの「いつもの面々」は適度に遊んでくれました。
とくに「野食すり身揚げ」の主原料でもあったギスは好漁でした。
でもこれは実は喜ばしいことではないです。
というのも、深海釣りでは海底に錘を着底させた後に仕掛けをピンと立てておかないと、アコウダイやノドグロなどの本命魚を釣ることができないのですが、それができずに仕掛けを海底に這わせてしまっていると、海底にペタッとくっついて暮らしているギスや深海アナゴが釣れてきてしまいます。
ギスを釣りまくってきた人に「いっぱい釣れましたね」っていうと「てめー釣りが下手だな!?」と言っていることになります(なりません)。
でもねー昨日はホントに魚っ気なかったのよ……普段ぽこぽこと釣れてくるシロムツやユメカサゴも全く顔見せなかったし。
あんまりアタリがないので、途中から仕掛けを這わせ気味にしてギス狙いに切り替えていたのは船長には秘密だよ?(錘を失くしやすいので怒られます)
そういうわけで釣魚としてのギスはあれですが、食材としてのギスは非常にポテンシャルを秘めていて大好きです。
過去にもギスをネタに記事を書いています。
今回釣れたものの中にも1匹だけスーパーおデブちゃんがいて、お刺身にしたらとんでもないことになってました。
ギスのなかで一匹、内臓脂肪半端ないやつがいて、刺身にしてみたら皮下脂肪の層がとんでもないことになってた。。
日々マジメに野食やってると、時々神様がこういうごほうびをくれます。。 pic.twitter.com/ftoW9mihr4
— 茸本朗 「野食のハナシ」ご来場ありがとうございました! (@tetsuto_w) 2018年1月8日
ギスの刺身もイシモチの刺身と一緒で「釣り人しか食べられない美味」ってやつなんです。
深海釣りやる人に「ギスの刺身美味いですよ!」って言うと、だいたいみんな「ギスって美味いんですね、知りませんでした。今度食べてみます」とおっしゃってくれるものの、その後いただくご報告はだいたい「さつま揚げにしました!」というものばかりで個人的にはちょびっと残念です。
みんな保守的だよねー(´・<・`)ギスなんて毎回釣れるんだからいろいろ試してみたらいいのにね。 あ、でもお刺身にしようと思ったら、やっぱり活け締めにしたほうがいいですよ!
鮮度落ちめっちゃ早いのです……必ず釣ったその日のうちに食べてね。。
でも、今回は刺身の話はやめて、すり身の話をやります。
なぜかというと、作ってみたいものがあったから。
ギスでフィッシュナゲットを作ってみた
最近、某コンビニのホットスナックで「フィッシュナゲット」っていうのを見かけました。
ナゲットは大好物で、マッ○のあれなんかはひとりで100個くらい食べられるんじゃないかと常々思っているのですが、フィッシュナゲットはどうでしょう。
……(`・〰・´)
うん、悪くはないですね。
ただすり身の鮮度の問題か、あるいはつなぎの量の問題か、あんまりムチッとした感じがしない。。
チキンナゲットが素晴らしいのはカリッとクリスピーな表面とムチッとジューシーな中身のハーモニーだと考えていまして、このフィッシュナゲットはちょっと物足りないです。
でも魚でナゲット作るっていうのはとても楽しそうだなぁ。。
自分でもやってみよう……
……そしてその4日後、ぼくの目の前には釣りたて、活け締めに血抜きまで施した、どこよりも新鮮なギスが鎮座ましましております。
これはやっていくしかないでしょう。
ギスは身に水分が多いため鮮度落ちが早く、小骨が多いこともあって釣魚図鑑などではしばしば「すり身原料に利用される程度」と書かれてしまっていますが、実際はすり身原料としては超一級品。
粘り気があり、多加水麺のようにムチムチとして強い弾力のある素晴らしい練り物ができます。
全国に冠たる「小田原の練り物」においてギスの存在は欠かせず、高級すり身原料として流通しているほどで、ナゲットの原料としても申し分ないでしょう。
さっそく下処理をして3枚におろし、腹骨をすきます。
ギスは身が柔らかく、スプーンでこそぐだけで皮と小骨を残し、身を取ることができるのですが……
新鮮すぎてうまくいきません。
あらためてギスの身、弾力すごいな!
これを生かす方法で考えないともったいないです。
なので、ミキサーは使わずに包丁で荒みじん切りにしていきます。
中骨に近い部分は包丁でつぶすことで簡単にすり身状になるので、荒刻みされた身ととすり身状の部分が半々になるくらいのイメージでミンチを作ります。
そこに塩コショウをやや多めに、さらにつなぎとなる片栗粉を入れてよく混ぜます。
小麦粉をまぶし、高温の油でからりと揚げましょう。
できた!
いただきマース
……(≧〰≦)
うん、美味しい! これは美味しい!
衣をつけて揚げているので表皮はクリスピーに、一方で中身はさすがギスだと言わざるを得ないムチッとした弾力と、荒みじんの部分のほくっと感がないまぜになってじつに魅力的な食感に。
狙い通りの味で非常に気持ちがよいです。
ただ一方で、チキンナゲットと比べるとどうしても脂分が足りない感じがします……
これについてはどれだけ脂ののったギスを使おうとも限界がありそうなので、何らかの動物性脂肪をブレンドするのがよいでしょうか。
でもまあそこまでして○ックナゲットに近づける必要があるかというと……このままでも美味しいのでいいんじゃないかなーという気もしています。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
イシモチで作っても同じような食感のものができそう。
釣りたてのギスを用意するのはちょっとむずかしいな……という方は、ぜひイシモチを釣って作ってみてください。。
コメント
フィッシュナゲットと言うヘルシーそうな食べ物
何時も楽しく拝見させて頂いております。
>何らかの動物性脂肪をブレンドするのがよいでしょうか。
揚げ油をラードにしてみてはいかがでしょうか?
若しくはパーム油も良いと思われます。