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cakesにて茸本朗の連載
「野食ハンターの七転八倒日記」
が始まりました!
野食失敗体験を中心に、ブログとはちょっと違った切り口の記事を公開していく予定です。
合わせてお楽しみいただけると嬉しいです。
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「僕は君を太らせたい」
先日、ブログ読者のKさんから「変わった山菜を手に入れたんだけど、良かったら食べますか?」という嬉しい連絡をいただきました。
ブログネタなんて現状いくつあっても足りないわけで、こういうお申し出はめっちゃありがたいです。
みなさまぜひ是非お気軽に送り付けてくださいませ(着払いでいただけるとありがたいです)
山菜はオニヒカゲワラビというシダの仲間ということですが、全く初耳です。
調べてみると、販売されるほどの需要もある様子。
シダの山菜と言えばワラビとゼンマイ、コゴミが有名ですが、それ以外でも土地土地で変わったものが利用されることがあるようです。
ワラビやゼンマイなどシダ植物系の山菜は鮮度落ちが極めて速く、生のままだとすぐに劣化してしまうので、塩ゆでしてあく抜きまでしたものを送ってくれました。
オニヒカゲワラビを食べてみた
まずはシンプルに、醤油マヨにつけてみました。
……(`・〰・´)フムー
味はあんまり強くないのかな……
ちょっとえぐみを伴った青臭い風味があります。
ただ、すごくでんぷん質を感じます。モクモクとした歯ごたえで結構いいですね。
この苦み、いかにもシダ! って感じのアクっぽさなので、お浸しも合うと思います。
うん、いいですね(`・ω・´)味付けはちょっと甘めにした方が美味しいでしょう。
苦みと甘みがよく合うんだよね。
すき焼きの具材にしてもおいしそう。。
名前からしてワラビ風の食べ方もできるんじゃないかと思い、叩いてとろろにしてみましたが…
……ぜんぜんトロらない。。
ゆで汁がちょっと粘液状だったんで期待したんですけど、これではトロロとは言えないなぁ。
ヌメリも鮮度を反映するので、採りたてを茹でて叩いたらもうちょっと粘るかもしれませんね。
まあそもそも「〇〇ワラビ」となっているもののうち、本当にワラビと近縁のものはほとんどないとされています。
ワラビというのは「葉が横に広いタイプのシダ」につけられる通称みたいなものだからです。
オニヒカゲワラビも「メシダ科」、ウラボシ科のワラビとは全然異なります。
しかしだね、ワラビと言えば
・柔らかみのあるシルエット
・日なたにたくさん生える
のが特徴なので、オニヒカゲワラビってのはあまりにもワラビっぽがないよね。
和名って適当だよなぁ…
味:★★★☆☆
価格:★★☆☆☆
あれ、ジュウモンジシダじゃなくてオニヒカゲワラビっぽくね?
さて、ぼくは以前勝浦の朝市で「コゴミ」と書かれて売られているコゴミじゃないシダ植物を購入したことがあります。
この時は「ジュウモンジシダ」という種類のシダじゃないかと思っていたんですけど、改めて見るとこのオニヒカゲワラビっぽいなあという気がしてきました。
ジュウモンジシダの若芽に生える剛毛は、黒じゃなくて金色だもんね。
謹んで修正させていただきます。
まあでも、やっぱりコゴミじゃねぇし。
コメント
あぁ、ワラビの卵とじ食べたくなりました…
間違ってたら素直に訂正できるその態度、きよきよしいです!(ksk並感)。
こんにちは^^
冷凍してしまうと粘り気がなくなるみたいですね。
生でも意外と日持ちするみたいなので、
来年採れたら冷蔵で送りますね^^
自分の感想としては大味で風味が薄いので、
味付け次第の山菜という感じです。