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「僕は君を太らせたい!」
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先日のマツタケですが、デカいほうはいわゆる「ヒラキ」と呼ばれるもので、香りこそ強いものの流通の場では多少低く見積もられてしまいます(それでもウン万円するけども)
日持ちがしないこと、もろく割れやすいこと、そして
虫が入ってしまいやすいこともその要因のひとつでしょうか。
マツタケの柄は他のキノコと比べると非常に緻密で硬く、さらに昆虫の少ない高山地方で採れるということもあり「外見は良かったが中身がグズグズの張りぼて」みたいなものは少ないようですが、それでも今回のものはそれなりに虫に入られていました。
柄を割きながら下手人を探してみると、すぐに発見。
青島ッ、確保だッ!!
このスケルトンで細長いうじ虫スタイル、キノコバエの一種っぽいな…
苦手な人が見たら卒倒するやつだよね(^^;)
ただ、今回は貴重なマツタケを食い散らかした咎での検挙、無罪放免というわけにはいかぬ。
おれの血となれ肉となれ、このあとはお待ちかねの試食タイムです!!!11!
キノコバエinマツタケ(仮)を食べてみた
虫は本体に毒がなく、食べているものにも毒がなければまず食用にすることができます。
さらに、摂食したものの香りがそのまま身に移っていることも多く、それが楽しめることで一流の食材となっているものも少なからずあります。
……サクラケムシは一流の食材ですよ? なんか文句ある?
というわけで今回のキノコバエも大いに期待できるはず。
シンプルに焼いて
いただきまーす!
……(´・〰・`)
フツーや……フツーやでこれは……
ちーともマツタケの香りせんやんか! マツタケオールさんこれはいったいどういうわけなんや!
揮発性がめちゃくちゃ高く、調理によってすぐに拡散してしまうことが知られているマツタケオール(マツタケの香り成分)ですが、虫体をもってしてもその香りを体内にとどめておくことはできなかったようです。ざんねん……
ちなみに虫の味としてはきわめて普通の、タンパク質そのものな味でした。美味しくないわけじゃないけど、つぁーらんて!
味:★★☆☆☆
価格:★☆☆☆☆
虫食いまみれの軸も捨てるのは忍びなかったので、油で炒めて混ぜご飯の素にしました。
香りはあまり楽しめなくても、ジャキジャキとした歯ごたえは捨てがたいからね。。
コメント
さすが茸本さんや!
虫食べてなんぼ