2/22(金)、23(土)フェモ採取会 & 櫛田川野食会やります!
深海魚とか
ジビエ肉山盛りとか
でます!
まだ席ちょっとあります(`・ω・´)
くわしくはこちらのページをご覧ください。
昨日、とある依頼を受けて釣りにいって参りました。
狙いはダイナンアナゴ。
10pound超えダイナンアナゴきたー(゚∀゚ 三 ゚∀゚) pic.twitter.com/MKqPEdBPPt
— 茸本 朗 「僕は君を太らせたい!」第1巻発売中! (@tetsuto_w) 2019年2月18日
実はこれまで陸からしか釣ったことがなく、今回初めて船から釣ったのですが、やはりでかいのが来ます。
3匹釣ったらヘロヘロになってしまい、今日はバッチリ筋肉痛です。
しかし、筋肉痛の原因はそれだけではなく
20pound超えドチザメもギター pic.twitter.com/gMEw7j20MA
— 茸本 朗 「僕は君を太らせたい!」第1巻発売中! (@tetsuto_w) 2019年2月18日
このドチザメさんのせいでもあります。
なんせ20lb(9kg)オーバーというグッドサイズで、船ごと引っ張るんじゃないかというくらい引きずり回されました。肩外れるかと思った。。
埠頭のすぐ沖でこんな怪物が釣れるなんてさすがは豊穣の海・東京湾。
彼らの巣となっているのが東京湾屈指の環境破壊工事である南本牧埠頭だというのは一種の皮肉ですが、まあ我々の思う以上に魚たちはしぶといのでしょう。頑張ってほしい。
サメの卵でプリンを作ってみた
さてこのドチザメ、通常でしたらリリースするのですが(こんなデカいの食べきれないし)今回はとある場所に納めることになっていたのでキープしました。
船着場に戻り、鮮度のいいうちに血抜きをして内臓を出す処理をしたのですが、
その際それは見事な卵巣が登場。
産み落とされる寸前の稚魚もおり(サメは卵胎生)生きる見込みのありそうなものは船長の手でリリースされました。
卵巣は不要とのことでありがたく押し頂き、持ち帰ってまいりました。
ほとんど成熟しているキンカン。
やや硬い膜に覆われている様子はニワトリのそれに酷似しています。
味はどうなんでしょう。とりあえず目玉焼きにして確認してみましょうか。
……白身がないから目玉になるわけがないんだよなぁ……
味は普通に、味の薄い鶏卵って感じです。
前に深海ザメの卵を食べた事がありますが似たような感じでした。サメの卵ってどれもこんなもんなんだろうな。
ちなみに焼津の深海漁師長谷川さん曰く「昔は鶏卵が高くて食べられなかったからよくサメの卵を食べてた」そうです。今じゃ真逆だね。。
普通に食べてもあんまり面白くない事がわかったので、なんか変わったことしてみましょう。
例えば……プリン、とか?
まず未熟な卵黄を取り出し、さっと湯通しして表面の膜を剥きます。臭みがあるからね。
そしてこれをぎゅっと潰し、中身を絞り出しましょう。
そこに砂糖を混ぜ、香りづけのラムをひとたらし。
これに牛乳を混ぜて加熱したら完成……なのですが、今回は一手間加えましょう。
というか、一材料追加。
レシチンです。
レシチンとはたんぱく質なのですが、強い乳化作用をもちます。
プリンを作るには卵黄と牛乳がきれいに混ざらないといけないのですが、実は鶏卵にはレシチンが含まれているためそれが可能となっているのです。
なので他の卵で作るとうまく混ざってくれなかったりします。例えばカメとかね。
卵液を湯煎しながら牛乳を投入し、レシチンを加えてよく混ぜます。
器に入れて布巾をかけ、蒸し上げます。
完成!
……なんか、粉っぽい……?
見た感じはプリンというよりもアイスクリームです。
試食。
……(・~・)
不味くはない、けどモサモサしてプリン感はかなり低いです。サツマイモアイスみたいな質感ですね。
あと味も、プリンというより……伊達巻やね。
ラム酒が邪魔してくるにも関わらず、俺は伊達巻だと主張してきます。
予想外でした。面白いけどなんか違う……
味:★★☆☆☆
価格:★★☆☆☆
伊達巻の材料にサメの擂り身を使うことはあるので、そう考えるとサメの卵を甘くしたものが伊達巻っぽくなるのは当然の帰結なのかもしれないです。
伊達巻作るのに鶏卵ではなくサメ卵を使えばより純粋な伊達巻ができるのかもしれない。
もしくは、サメ卵に裏ごししたサツマイモと出汁、砂糖を混ぜて焼いたら美味しい何かができるかもしれない。
やってみたいですが、産仔できる大きさのサメは貴重なので本来はあまりキープするべきではないんですよね……
深海ザメが釣れちゃってそれが卵持ってた、みたいなことがあったらやってみよう。。
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