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さっきテレビを付けたら「千葉でキョンが繁殖しすぎてヤバイよヤバイよ」というニュースをやってました。
外来シカ「キョン」千葉で5万頭! 元戦場ジャーナリストが有効活用へ
キョンはもともとは台湾や中国南部に棲息している、小型のシカの仲間ですが、日本には伊豆大島ならびに千葉県に大きな個体群がいることが知られています。(ちなみに八丈島には大きな個体群はないっぽい)
特定外来生物に指定されており、生体での移動は禁止されていますが、なんでも食べる旺盛な食欲と繁殖力の高さにより、両個体群とも爆発的な勢いで勢力をのばしています。速やかなる対策と駆除が求められているわけですね。
さてこのキョン、前記の通り見た目は小さなシカです。生態も似通っており、当然食性も同様。
というわけで順当に考えればシカと同じような味がすると想像できるわけですが、実際はどうでしょう。
実はぼくも昨年辺りからキョンの味が気になっており「食べたいなぁ……食べたいなぁ……」と思っていたところ、先日突然その肉を手にすることが叶いました。
やったー!
例によってにゃごにゃさんからお裾分けいただいたものです。いつも本当にありがとうございます!
というわけでさっそくやっていきました。
キョンカツまじうめぇー!
解凍したものがこちら。
シカが少し柔らかく水分が多くなったような感じかな……
にゃごさんいわく「全くクセのないジビエ」とのことで、シカの味は好きなものの匂いがちょっと苦手な茸本さんとしては、非常に期待が高まります。クセのないシカってそれもう毒抜きの要らないマムシグサみたいなもんじゃん?(伝わらない比喩)
見た感じとしては純粋な赤身、火の入れ方が重要になりそう。
というわけでまずはロース肉とモモ肉を低温調理(63℃で30分)し、フライパンでソテーして食べてみます。
……(≧~≦)ウマー
スッゴいこれ、マジでクセない! 臭みが全くないから口のなかでじっくり味わえるし、そのお陰で旨味が堪能できます。
シカと比べると非常に柔らかいのがまた……いいね! 下手くそに調理してもジューシーになりそう。
純粋な赤身肉なので、油を補ってあげるとさらにいい感じになりそうです。
というわけで次は、
ロース肉とすじ肉に下味をつけて、パン粉をつけてからりと揚げます。
じゃじゃーん! キョンカツ、完成!
いただきまーす
……(◎U◎*)オイシスギテナンダコレ!
いかんいかん、イタリアンの巨匠ことベリッシモさんが顔を出してしまった。
でもめちゃめちゃ旨いです、あらゆるジビエカツのなかでもトップクラスに好み!
ともかく身が柔らかくて、筋も全然気になりません。
加熱すると身が多少締まりますが、それでも加熱時間さえ間違えなければジューシーむちぷり旨味ごんごんな肉に仕上がります。ジビエのなかでも屈指の調理しやすさ。
エゾジカよりも旨いんじゃね、これ?
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆ まだ安いけど今後どうなるか、安定供給できればいいんだけど
ちょっとバカみたいに誉めちゃったけど、ぼく昔からマジで「あー臭くないシカ肉あったらサイコーなのになー」と思ってきたので、まさに夢のようなジビエ肉だと感動しちゃったんだよね。
千葉ならびに伊豆大島の猟師の皆さん、ぜひぜひ頑張って捕りまくって、肉をバンバンこっちに送り込んでください。これ絶対ブーム来るよ、間違いない。
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コメント
キョンはほんとクセがないですよね。
一般受けする味ですからごく普通に牛豚鶏と一緒に店頭に並んでても違和感ないかも。
キョンにうちの生け垣を食われましたが