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バレンタインですねー。
当ブログでは毎年バレンタインになると変なものをチョコに練りこんでいます。
とくに↑↑の蜂の子チョコは、世界で最も予約のとれないレストランこと「NOMA」でもデザートに採用されていることが判明し、まったく茸本さんの慧眼には感服することばかりです。 茸本の予約、空いてますよ(春日風に)
で、今年はどうしようかなーといろいろ考えていると、連れが「フェモチョコってもうやったの?」と入れ知恵をしてくれました。なるほど、そういえばやってないな。
今更説明の必要はないかもしれませんが、フェモラータオオモモブトハムシは三重県を中心に定着している外来昆虫で、クズを食害します。こいつの特徴は味が良いことで、とくに加熱してから数日経つと杏仁豆腐そっくりの香りがしてくるため、デザート材料として野食界隈では人気があるのです。
ならばということでやっていくことにしたのですが、普通にフェモを刻んでチョコに練りこんでも味が予想できすぎてつまらないので、いくつかやってみることにしました。
いろいろなフェモチョコを作ってみた
まず、用意したのは
フェモと、
ドングリ! 昨秋に世田谷区某公園で拾い集めた見事なマテバシイのドングリです。
こちらを炒って殻を割り、中身を取り出します。
フライパンに砂糖水を沸かし、粘度が高まったところに細かく砕いたマテバシイを投入。
冷やして、飴状に固まったら製粉機で粉々にします。
ウイスキーと湯でのばしながらよく混ぜれば
マテバシイのドングリプラリネ、完成!
フェモを細かく刻んでペーストにし、このプラリネに投入して混ぜれば……
……(≧∞≦)キター!! アーモンドプラリネだ!!
マテバシイのドングリは加熱するとナッツ感があり、見た目や食感がアーモンドによく似ていますが、特有の香りがないのでそのままプラリネにしてもあまり面白くないです。しかしここにフェモの杏仁香が入ると……結果としてアーモンドプラリネ風のものができるわけですね。まあアーモンドよりさらに杏仁の甘い香りが強いので、苦手な人もいるかもしれないけど(;’∀’)
プラリネが完成したところで、チョコを三種類用意します。ビターチョコと、ホワイトチョコと、最近話題のルビーチョコ。
まず生クリームを湯煎し、ビターチョコを投入して溶かしよく混ぜ、ガナッシュを作ります。
ここに先ほどのプラリネを練りこみ、冷やして固めます。
ホワイトチョコとルビーチョコは湯煎して成型し、フェモの幼虫をそのままあしらいます。
単純に、フェモとこれらのチョコの相性を知りたいからです。
お皿に盛り付けて
完成!
いただくぜぇ……自分で作ったチョコを……自分で……Merry Valentine…‼
……(`・〰・´)フムフム
まずガナッシュですが、うーん、ビターチョコと合わせるとせっかくのプラリネの風味が飛んじゃうなぁ……
考えたらプラリネチョコってビターチョコでやらないでミルクチョコで作るもんですわね。生クリームとウイスキーが入っても、ミルクがもっと多くないとナッツの香りが飛んじゃうんだね。それでも杏仁香は全く消えてなかったから大したもんだけど。
美味しかったのは残りの二つ。
連れが「フェモに最も合うチョコはホワイトチョコだと思う!」と主張し、ぼくは「ルビーチョコって酸味あるらしいから杏仁香と合うんじゃないか」と推測していたのですが、食べてみるとどちらの推測も正しかったようで、フェモの強くはっきりとした甘い香りを立たせるにはチョコの苦味は不要なんだと理解しました。
個人的にはルビーチョコとフェモの相性がめちゃくちゃいいと感じました。これは伊勢丹で売れる味!
フェモが手に入る人はぜひ一度やってみてほしいです。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
さて、そんな美味しいフェモをみんなで仲良く採取することのできる楽しいイベントが、今月末に開催されるようです↓↓
まだご参加いただけます! 是非お気軽にお申し込みください。
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