世界最大のカタツムリをエスカルゴ以外の調理法で食べたかった……けど……

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銅蟲さんからアフリカマイマイのお裾分けをいただきました。

アフリカマイマイは世界最大の陸上棲貝、つまりカタツムリ。地上に生えるありとあらゆる種類の植物を食べるので、農業における重要な害貝とされます。繁殖力も強く、世界の侵略的外来種ワースト100にも指定され、生きたままの輸送が固く禁じられていますが、日本の沖縄をはじめ各地に侵入し被害をもたらしています。

今回は銅蟲さんの知り合いの人が棲息地で採取し冷凍したものを持ち帰ってきてくれたそうです。一度食べてみたいと思っていたので嬉しいです。ありがとうございます!

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アフリカマイマイ、厳しい

というわけでさっそく調理していきますが、その前に。

ということで調理時に汁が飛んだり本体が付着したりしたところは、調理後に必ず洗剤でよく洗った上、熱湯消毒を行う必要があります。アフリカマイマイ以外にも、本州にもいるジャンボタニシでも同様の危険があるので、この辺りのものを調理するときは大量の熱湯を用意しこまめに消毒するようにしてください。


諸注意おわり。調理していきましょう。。
アフリカマイマイ、めちゃめちゃぬるぬるが強く、殻の中から無限に出てきます。殻ごとじゃ埒あかねぇ。
というわけでビニール袋に包み、金づちで叩いて殻を割って

延々格闘し続けなんとか普通の巻き貝(サザエとか)レベルまで持っていきました。これまでぼくのなかでぬめり最強はカコボラでしたが、今回アフリカマイマイが余裕で飛び越えていきましたね。ぬるぬるしたものを延々擦ってたい人には良い貝なんじゃないでしょうか。


しかしそれだとなんか、つまらない。せっかくなのであんまり食べられていない方法で食べてみたいじゃないですか。
というわけで

泣きそうになりながら試食。

汁気のある料理にしたのがいけなかったのかと思い、改めてエスカルゴにもしてみたのですが

味:★☆☆☆☆
価格:★★☆☆☆


上記の通りアフリカマイマイは食用にもされている貝なので、決して調理不可能な食材ではないはずなのです。考えられるのは、冷凍によってぬめりが変質し除去しづらくなってしまったこと。バイ貝とかも個体によってはそういうことがあります。

うちの冷凍庫には今回調理したのと同じだけまだアフリカマイマイがあります。どうにかしてこのぬめりをやっつける手段を考えねばならん。
良い案があるかた、ぜひ教えてください。。

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野食ハンマープライス

コメント

  1. せつなさんは焼いて食べてたので、あれが正解なんでしょうかねぇ…

  2. 天ぷらにしたらじゅんさいみたいな食感になるかも…

  3. 天ぷらにしたら外パリ中ヌルのじゅんさいみたいになるかも

  4. ヌタとかかなぁ

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