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2020.5.3最新動画→#3 ウツボで鶏のタタキ!?~ウツボ調理編~
相互フォローのゆんたま(@yunntamadayoo)さんから「アンニンゴ、興味ありますか?」とのDMをいただきました。
アンニンゴ……ってなんだっけ、あ、ウワミズザクラか! めっちゃ興味あります!
「アンニンゴはウワミズザクラのつぼみで、こちらでは塩漬けや醤油漬け、天ぷらにして食べています。よかったら送りましょうか?」
ぜひ!!
アンニンゴ、杏仁よりも杏仁香が上品
こちらが届いたアンニンゴ。
つぼみと聞いていましたが、花が咲いた後の若い実がついている花序みたいにも見えます。調べてみるとどちらも食用にするそう。
ウワミズザクラは桜の一種ですが、花がボトルブラシのようにまとまってつくのが特徴。街中の街路樹や庭木などにはほとんど植えられないですが、低山や丘陵地帯に行けば少ない木ではありません。
アンニンゴは杏仁子と書き、その字の通り杏仁豆腐の香りがあるといいます。実際に匂いを嗅いでみると……(`・∞・´)あー、なるほど、わずかに香りますね。とくに花序の付け根の若い葉っぱから。
杏仁の原料となるアンズもサクラも同じバラ科と考えれば、杏仁香がしてもおかしくないのかもしれませんが、しかしサクラといえば通常思いつくのはあの桜餅香(クマリン)。花序や葉っぱから杏仁の香りがするウワミズザクラは、見た目だけでなくその中身も、一般的なサクラからは程遠いんだろうなと思われます。
さっそくおすすめの料理にしてみることに。
塩漬けや醤油漬けは一度湯がいてから漬けるのかと思いきや「そのまま生で!」とのことなので、数房ずつ分けて、フリーザーバッグで漬け込んでみました。
残りは薄衣をつけて
天ぷらに。
いただきまーす
……(≧〰≦)うはっ、これはシャキッとする!!
プチプチとした若い実と軸の部分に、鋭く強烈な苦みがあります。しかしこの苦み、非常に引き際が良い。
噛みしめるとシャキッとする苦みが来て、すぐに天ぷらの油っぽさやコクのあるうま味にカバーされていくといった感じ。一口ごとに口の中がリセットされて非常に心地が良いです。
そしてそこに更に、さわやかな杏仁香が乗っかります。直接匂いを嗅いだ時より、口の中で噛んだ時のほうが鮮烈!
しかしこれも甘ったるさはなく、清涼感のあるスパイス的な風味になっています。すべての要素が主張しつつも引き際が良く、結果的にすべてのバランスがとれていて、なんていうかとても「初夏らしい」味わいです。
初夏の風味であるアユも天ぷらにして合わせてみました。季節感◎。
3日後、漬けたものの味も見てみました。
上から塩、しょうゆ、砂糖漬け。
どれもさわやかで杏仁香が心地よい一品に仕上がっていましたが、個人的には醤油漬けがすごく好き。生醤油に漬けこんだだけなのに旨味を感じるし、杏仁香と醤油が予想外のマッチングを見せます。苦みも心地よくて、料亭の突き出しや箸休めに出てきても全くおかしくない洗練された味わいになっていますね。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
一般的にはこのアンニンゴは果実酒にされることが多いみたいです。きっとアマレットみたいになって美味しいのでしょう。
でも個人的には、今回みたいにそのまま食べる方が食材としての魅力をより感じられるのではないかと思います。街中で気軽に出会えるものではないので今は採取が難しいかもしれませんが、気になった人はぜひ試してみてください。
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コメント
杏仁子は精力増強効果があると本で読んだことがあります。
そういう前情報無しで食べられたと思うんですけど、プラセボ抜きでいかがでしたか?
そうなのか……!
でも残念ながらとくには感じなかったですね(;´∀`)フィナステリドの副作用のほうが上回ったかもなぁ