ずんだ餅が食べたくなったので野生の枝豆を摘んできて作ってみた

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先日Twitterで「都道府県別 餅の食べ方人気ランキング」みたいな画像がバズってましたね! 皆さんはどんな食べ方が好きでしょうか。
ぼくは九州出身ですがなぜかずんだ餅がめちゃくちゃ好きで、和菓子屋さんで美味しそうなずんだ餅を見かけたらつい買ってしまうこともあります。

そもそも西日本の人にとっては「ずんだ餅ってなんぞ?」という感じかもしれないので簡単に解説すると「柔らかくなるまで茹でた枝豆をすり潰して甘く味付けしたあんを餅に絡めて(あるいは包んで)食べる」というもの。
「未熟な青い豆を甘くする」ということで、おそらく外国人には最も受け入れられにくい食べ方なんじゃないか(彼らあんこダメだしね)と思うのですが、食べてみると強い旨味と青い香りに砂糖の甘さがめっちゃ合うんですよ。食べたことない人は損してると思う。よかったらレシピをググって作ってみてください!

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野生の枝豆でも美味しいずんだ餅は作れるのか

ずんだ餅の紹介もできたのでここで今日の記事を終えてもいいんですけど、せっかくなのでもうちょっとだけ話させてもらいますね。

ずんだ餅の材料となる「枝豆」はダイズの未熟果なわけですが、そのダイズの原種といわれる植物が雑草としてそこらへんにたくさん生えています。
このブログでも何度か紹介したことのある「ツルマメ」です。

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昔働いていた職場で上司が「ツルマメの未熟果は小さすぎて食べるところがない」といっていたのでこれまで手を出してこなかったのですが、ずんだみたいにペーストにするんだったら大きさはあまり気にする必要がない気もします。味さえよければやってみる価値はある、枝豆って結構値段するしね(;´∀`)

ということでやってみることにしました。

ツルマメでずんだ餅作ってみた

向かったのは千葉県某所。用水池のほとりの茂み、アシの藪に巻き付いている蔓をたどっていくと

うん、いっぱい生ってます。

アズキの原種ヤブツルアズキと一緒に生えている場所も多いですね。どちらもやや湿り気のある日当たりの良い場所に多いようです。


小さく蔓状になるという違いはありますが、見た目は枝豆そのものです。葉っぱもダイズのまんまミニチュアという感じ。
小さいので量を集めるのは大変ですが、いくらでも生っているので収穫は簡単です。


これくらいでいいかな。


持ち帰り、旨味が逃げないうちにすぐに茹でます。

少し塩を入れたお湯で15分くらい。小さいですが枝豆よりも身が詰まっており、ゆであがるのに少し時間がかかるみたいです。

とり出して、ちょっと味見。

……(`・ω・´)おおー

こりゃ枝豆だわね。確かに小さくて一粒じゃ味分かんないけど、数粒まとめて口に入れればそれなりに枝豆の味があります。
少しエグみがるのも野性味ということで良しとしましょう。


しかし、ここで最大の難点が露呈。


豆、ともかく小さすぎて、いつまで剥き続けても量になりません。


二時間くらい剥いてようやくこんなもん。ダルすぎワロタ……

なんとかお餅1かけ分くらいの豆を取り出して、

すり鉢で擦り、お湯と砂糖を混ぜて


茹でた餅に絡めます。


できた! いただきます。

……(≧〰≦)ずんだだ!
これはよい、ほぼほぼずんだ餅ですね。青い香り、旨味、そしてねっとりとした甘み、やっぱり美味しいです。
ちょっとダイズなりかけのものがあってこれが食感と香りを損ねていたので、今後はもう少し未熟なものだけを使おうと思いました。

味:★★★☆☆
入手難易度:★★★★☆ 採取は簡単だけどその後の人件費が……


今度きなこもやってみようかなー

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