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茸本朗の真・野食堂Zチャンネル更新中!
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多彩なゲストと変なものを捕まえたり、ヘンなものを食べたり食べさせたりしながら楽しくやっていく予定です。
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今年の節分は2月2日らしいですね! 124年ぶり? とかの珍事らしいです。
ぼくは関東人なのですが恵方巻という行事は結構好きで、自分で巻いて食べることも結構やります。なんで今年も作ろうと思ったのですが、せっかくなのでヒトひねり加えてブログネタになりそうなものにしてみることにしました。テーマは「西湘」です!
西湘の名物で恵方巻作ってみた
まずは西湘といえば欠かせないのがこの
ウツボ。
まあ西湘とか関係ないぐらい日ごろからウツボ食べてますが、それはそれとしてアナゴ的に使えるので巻物にはよいと思います。
今回は皮は別の用事に使うので、開いた後に引っ張って剥いでおきます。
ウツボの皮はゼラチン豊富で食感が良いですが、表面に磯臭さがあり食べる人を選ぶ食材です。ペンチを使って皮を剥ぐと、表皮だけがきれいに剥がれ、美味しい皮下脂肪の層は身について残ってくれるのでお勧めです。
この状態で皮サイドをしっかり焼くと、おのれの脂で揚げ焼き風にかりっと仕上がり上質な白焼きになります。
それからこの
ソウダガツオ。
今回はマルソウダの塩漬けが手に入りましたのでこれを使います。
4時間ほど水にさらして塩を抜き、酢で締めます。が、これもただの酢だとつまらないので
西湘名物の美味しい青島ミカンの果汁と合わせてみました。甘酢の代わりになるといいな。
ラストはアブラボウズ。当地ではオシツケと呼ばれています。
深海性のカサゴ目魚で、われわれ日本人が好んでやまないギンダラの仲間。「全身大トロ魚」とも呼ばれる脂の乗りが魅力です。
最近の恵方巻では欠かせないマグロの大トロ的な仕事をしてくれることを期待します。
ご飯を炊いてすし飯を作ります……が、このすし酢も、みかん果汁で代用してみましょう。
西湘の青島ミカンはもぎたては酸と甘みがきりっと立っており、香りも強く、まろやかで上品な高級甘酢のような味わいがあります。
愛媛では「ポンジュースで炊いたご飯」が給食で出ると聞きましたが、炊くならともかく酢として混ぜ込むのなら割とおいしいはず。
あとはこれらを包むだけ。
海苔を用意し、みかんご飯を乗せて、細く切った具を入れて
ぐるっと巻いてぎゅっと握り
筒切りにすれば、完成! かぶりつく? そんなんもうやってる人いないでしょうw
みかん酢飯旨い
いただきまーす
……(`・〰・´)うんうん、これはなかなか………!!
まずですね、飯がうまい! 酢飯ならぬみかん酢ですが、大体予想通りの美味しさに仕上がりました。
うちの人々は醸造酢のツンと来る香りが苦手で、ポン酢を選ぶときはできるだけ醸造酢を使っていないものを探すほどなのですが、今後は青島ミカンを積極的に使っていこう。
それから具ですが……
まずうまいと思ったのは、ウズワのみかん酢締め。濃厚な赤身と青魚の風味に、みかんのさわやかな香りと甘みがすごくよく合います。
風味をしっかりつけるために、市販の甘酢より少し長めに漬けたのですがそれが良かったかな。
ウツボの白焼きは、ちょっと食感が固すぎるかなとも思いますが、これはこれで良し。
連れからはかば焼き風につけ焼きにしてもっとしっかり味をつけたほうが良かったかも、と言われました。
アブラボウズは……なんかいまいち。多分冷凍のされ方がまずかったですね。本当はもっとやれる子のはず。
味:★★★★☆
入手難易度:★★☆☆☆ 西湘に行ってウツボを釣ろう!
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