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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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大学を出るまで横浜に住んでいて、食材の買い物は横浜駅周辺で大体済ましていた。
特に僕は魚を買うことが多かったが、中央卸売市場が近いためか鮮魚に力を入れている店が多く、かなり満足度の高い買い物ができていた。
現在は横浜から電車で20分ほど掛かる川崎市内に住んでいるが、時々横浜駅まで魚を買いに行くことがある。
地下街のオーナー変更やキーテナントだったシャルの撤退もあり、以前と比べると鮮魚の量・質ともに下がってしまったのだが、現在でもいいお店は残っている。
それの最たるものが、広大な横浜地下街のいちばん奥、僻地と言って差し支えない場所にある横浜そごうだ。
B1食品フロアのそのまた最奥、横須賀線ホームからは15分ほどもかかる地の果て、そこに目指す鮮魚コーナーがある。
横浜そごうの鮮魚売り場はいいよ
普段吉池やアメ横、市場などで魚を購入する僕だが、横浜そごうの鮮魚フロアは一目置いている。
別に種類が多いとか(他のデパートよりはずっと多いけど)値段がクッソ安いとかではないんだけど、ここは哲学がしっかりしているように思える。
その哲学とは「鮮魚は新鮮なうちに絶対売り切る」というもの。
魚などの生鮮品は閉店が近くなると安くなるのがふつうであるが、ここ横浜そごうは値引きの仕方がかなりダイナミックだ。
半額はおろか3分の1なんていう値引きもざらで、元値2000円のものが500円くらいになっていることも多い。
朝採れの魚も、19時を回れば容赦なく大型値引きの対象だ。
多くのデパートやスーパーでは、鮮魚として販売され売れ残ってしまったものは、調理してもう一度売り場に出すこともあると聞いている。
廃棄するよりずっといいと思うが、客としてはやはり、鮮魚として売り切ってしまおうという姿勢の方が評価できる。
寿司や刺身もガンガン値引きするので、調理を面倒くさがるサラリーマン系の客もとても多い。
この姿勢はやはり「僻地」にあることによるのだろうか。
たいへんだと思うが、応援しているのでこれからもがんばってほしい。
赤い魚で清蒸を作った
今回はアカハタ、アカアマダイなど高級魚も容赦なく安くなっていたので金に物を言わせて買い占めてきた。
これで清蒸を作ろう。
まず鱗を取り、内臓を出してよく洗う。
全体に万遍なく塩をして、大皿に並べる。
紹興酒を適宜ふりかけ、なじませておく。
皿が入るサイズの鍋に湯を沸かし、
皿を入れて蓋をして
15分くらい蒸す。
小鍋に醤油、紹興酒、オイスターソース、砂糖少量を入れて煮立て
蒸しあがった魚にばしゃーっとかける。
その上に好きなだけ白髪ねぎを乗せて
ごま油を適量煙が出るまで熱して
ねぎにどあーっとかけて、熱を入れながら香りを出してあげれば
完成!!
豪華な見た目の割にめちゃくちゃ簡単な料理だが、身はむちぷりでジューシー、ネギは香ばしく実にうまい。
魚の色が消えないから、アカハタの赤とねぎの白が紅白でいいカンジ。
誕生日にピッタリだね。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
コメント
はじめて書き込みします。
いつも記事楽しませていただいております。
横浜そごういいですよねー
私も19時ぐらいを狙って行くのですが、カタの良い鯛が2匹で780円だったときは即買いでした。
改装する前のほうがサービス良かった気がしますね…
ここで値引きされた魚介や寿司を買うと、よそに行くと損したような気になります(笑)
確かに改装されてセ○ンアイ色が強くなってからちょっと値引きがシビアになった気はしますが、まああの立地で大したものだとは思いますよ。特に強力なライバルだったはずのシャルがなくなってからも、頑張って安くしてくれているのはありがたいですね。