「野食のススメ」第11回の記事が公開されました!!
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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近所のカラスノエンドウ(正式和名はヤハズエンドウ)が熟し始めた。
この子たちはこんなに小さくともじつはソラマメに近い仲間で、かつては世界各地で食用に用いられてきた由緒正しい山菜だったそうだ。
今では顧みられることもなく、街中の植え込みなどで他の雑草とともにやる気を出している。
見たことないという人はまずいないだろう。
食用にする際は通常はつるの先端や若葉を豆苗的に利用したり、若いさやをきぬさやみたいに利用したりするのだが、今回は敢えて熟した豆を回収してきた。
こうなると当然ながらさやを食べることはできず、成熟した豆(種子)を食べることになるだろう。
しかし、カラスノエンドウの豆って果たして食べられるのだろうか。
ウィキペディアには「熟した豆は炒って食用にできる」とあるが、軽くググってみても「豆を食べてみた」的な記述は見当たらないようだ。
小さいせいだろうか、それとも美味しくないのだろうか。
まあ、毒性がないとわかればそれで十分。
あとは自分で試してみればいいのだ。
カラスノエンドウの豆を茹でて食べてみた
毒性がない、と先ほど言ったが、厳密にいうと豆類には基本的に「レクチン」というタンパク毒が含まれている。
大豆などでも加熱不十分だと中毒を起こすことがあるのだが(豆乳の自作が推奨されないのはそのせい)カラスノエンドウのような野生豆ならより強い毒性を持っていると考えるのが自然だ。
レクチンはタンパク質なので、しっかり加熱すると変質して無害になる。
だから、野生の豆を食べるときは火の入り具合が見えづらい「炒り」よりも「茹で」のほうがよい。
ということで、豆を一晩水に浸けて
たっぷりの湯で2時間ほど茹でた。
茹で汁が茶色に濁り、
体積が2倍ほどに膨らんだ。
堅い豆なので茹でるだけでちゃんと柔らかくなるか不安だったのだが、これなら大丈夫そうだ。(圧力鍋を用いたほうがよかったかもしれない)
いただきマース
……(・~・)
うーん、微妙……
期待していたようなホクホク感はなくて、味もあまりなく、コリコリというかガシガシというか、成長しすぎたぶりこからジューシーさを取り除いたようなカンジがある。
でも苦みやエグみはぜんぜんなくて、豆らしい風味はしっかりあるのでその点は優秀だ。
カラスノエンドウの納豆を作ってみた
ということでカラスノエンドウの豆は、味と食感は特筆すべきものはないけど風味はあるということが分かった。
こういうやつを美味しく食べるには……煮豆には小さいし、浸し豆にするには皮が堅すぎるだろう。
……
……納豆にすんべ!
ということで茹であがったカラスノエンドウの豆に、
種菌の代わりに市販の納豆を一口分入れて
40℃のオーブンで1日放置。
できたのがこれ。
うん、ちゃんと糸引いてるな。
炊き立てご飯に乗せて
いただきマース
……(`・〰・´)
うん、よいですね。これはよい。
納豆菌の分解によるものか、それとも納豆本体から移ってきたのかはわからないけど、豆の味が出てきたように感じる。
納豆の風味はしっかりとあるし、歯ごたえもしっかりしているので、納豆としての完成度はかなり高い。
納豆は小粒派のワイ歓喜!
味:★★★★☆
価格:★★★★☆
熟しているうちにたくさん集めておいたら、納豆やその他の加工品に使えて便利かもしれない。
できるかわからないけど、豆鼓(ソラマメ黒大豆で作る発酵調味料)とか作ってみたいな。
コメント
身近な食品に変化させていらっしゃる所に感銘致しました!素晴らしいです!豆鼓をお作りになられるかも…と。とても、楽しみです!いつも、楽しい記事をありがとうございます。
私は無知なので、何でも直ぐに検索します。。。質問ですがウィキペディア辺りに、豆鼓は黒大豆で、そら豆は豆板醤という記述がありました。どちらも、使われるのでしょうか?
あっ間違えました(汗)おっしゃる通り豆鼓は黒大豆、ソラマメは豆板醤でしたね。。ありがとうございます、修正いたします。。
健啖隊の隊長が青い豆をポタージュにしたり、熟した豆をチリビンズにして食べていましたけど、納豆にしちゃいましたか。参考になります。