「野食のススメ」第11回の記事が公開されました!!
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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先日、ヒザラガイのアレルギーの話が僕のTwitterのタイムラインにも流れてきました。
通報当初は急激な喘息の発作かと思ったのですが、喉のかゆみの自覚からわずか5分程度で喘鳴すらなく蓋をされたように呼気ができなくなったこと、下唇裏側の痛痒感、まぶたがパンパンに腫れ涙が止まらなくなるなどの症状から「アナフィラキシー」と診断されました。
— ラヂヲヘッド (@Radio_paranoia) July 14, 2017
ちなみに、病院の方が見ればもう本人特定されてしまうと思いますが、アナフィラキシーの原因になったと思われるのは夕食に出た貝でした。といっても一般的な貝ではなく、特定の地域でのみ食用にされていヒザラガイの酢味噌和えによって症状を引き起こされたようです。
— ラヂヲヘッド (@Radio_paranoia) July 14, 2017
こちらの方のほうが、僕が陥った症状よりちょっと重篤だったのかなと言う印象をうけますが、概ね同様の症状です。
ちなみに僕は貝系のアレルギーは持っておらず、病院で検査をしても陰性でした。
これまで貝に当った・アレルギーが出たことがないからと言って、すなわちヒザラガイも大丈夫というわけにはいかないと思います。
皆さまもどうぞご用心のほど。
さて、おそらくこの方はアメフラシアレルギーもお持ちなのではないでしょうか。
なぜなら僕もそうだからです。(厳密にいうとタツナミガイだけど、たぶんアメフラシでも出る)
症状はヒザラガイよりも軽かったけど、やっぱり同様のアレルギーが出ました。
なので当然ながら、我々はアメフラシの卵巣「ウミソウメン」も食べることができないはずです。
いやそんなもの食わねえだろ……と思われた方、日本は意外と広く、これを美味しく食べる地方が存在し(↑のリンクを参照)、また実際に食べる奇特な男性もひとり知っています。
ウミソウメンはタイドプールなどでごく普通に見かけるので、見つけたらぜひ触ってみてほしいのですが、結構ごわごわして堅いです。
これを重曹で煮て柔らかくし、ポン酢などで食べるらしいのですが、歯ごたえが面白いものの味は大したことないとのこと。
アレルギー以外にも毒性の心配もあり、あまり食べないほうがいいんじゃないでしょうか……とは思うけど、まあ蓼食う虫も好き好きってことで。(おまいう)
ウミ“ゾ”ウメンは安全だし美味い
さて、実はここまではまくらでしてここからが本題。
先日、クーラーのよく効いた(魚屋だから)吉池をふらついていると、「海ソーメン」が半額セールになって売られていました。
えっウミソウメン売っちゃうの!? 吉池ちゃん勇気ありすぎじゃね!?
っと思ったけどよく見ると(海藻)と書かれていますね。
急いでぼうずコンニャクさんとこで調べてみると、ウミゾウメンという海藻の一種で、今の時期に日本海沿岸で採れるとのこと。
見た目的にはモズクに近いものにも見えますが、目レベルで異なるのでお互い全然違うものと言ってよさそうです。
食べ方は生がおすすめとのことですが、生で食べられる海藻ってあんまりないよね。
パッと思いつくのはウミブドウだけどアレとは大分見た目が違うし……ってかそもそも紅藻って生で食べて大丈夫なんでしょうか。
まあいいや、いってみよう。
ざるでざっくりと洗い、
水気をよく切ってからポン酢と和えてしょうがを盛ります。
いただきマース
……Σ(`・~・´*)
うめぇじゃん!
なんだろうこれ、見た目はモズクだけど味は全然違って、さっと茹でたワカメとウミブドウの中間みたいな感じ。
強いプルプル感とわずかにヌメリがあって、さわやかで夏向きな味。
後味にごくわずかにえぐみが残るのは紅藻だからでしょうかね。
ポン酢じゃなくて三杯酢にしたらよかったな。。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
加熱しすぎるとよくないものの、汁ものにしても美味しいとのこと。
というわけで水に白だしを加えて沸かし、
火を切ってからウミゾウメンを入れて、そのまま器に盛ります。
……(≧〰≦*)
こっちのほうがうまーい!
火を通すと先ほどのえぐみが消えてプルプル感がより一層強くなります。
このプルプルがなにせちょうどよく、ギリギリ舌ではちぎれないくらいの絶妙な硬さでスゲェ心地よいのです。
磯の香りも爽やかで、ちょっとだけヌメるのでのどごしも大変ようございます。
モズクより、いや普通の素麺より美味しいぞこれ。
ってか普通の素麺が苦手なだけなんですけども。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
今後も見つけたら随時購入していきましょう。安いし!
ところで上でリンクした記事ですが、あの写真の「海そうめん」、なんかやたらと緑色なんだけど、ホントにアメフラシの卵塊なのかな……?
コメント
僕の知っている海ソーメンはこっちでした‼︎
なんかスッキリしました(^ ^)
釣りをしながら岩に生えてるこいつで空腹を紛らわせていましたよ( ̄ー ̄ )
ありゃ、そんなお手軽に採れる物だったのですか(`・ω・´)うらやましい限りで!
アメフラシ=ウミソウメン
海藻=ウミゾウメン
という訳でもなさそうですね。青森産のパックのも「海ソーメン」と書いてあるし。
地域によって濁るか濁らないかの違いがあるのではないでしょうか。
私は海藻の方の海素麺を金沢で食べましたが、関ジャニの二人が食べているのと全く同じものでした。
茸本さんも疑問に思ってらっしゃるように、この番組に出てくる飲み屋の大将は「アメフラシの卵」として紹介しながら海藻の方の海素麺を出しているのでしょう。多分、本当に間違えているのだと思います。
アメフラシ卵の方も「うみぞうめん」って呼ぶ地方があるかもしれませんね。いずれにしても名前だけで判別は難しいかしら
……やっぱり、そうですよねぇ……(^_^;)テレビも大将もみんな適当過ぎでしょww