「野食のススメ」第11回の記事が公開されました!!
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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いっきなし、暑さきびしくないっすか?
39℃だと人はとろけていくという知見がありますが、34℃でも脳細胞が死ぬ音がします。
僕こう見えて真夏生まれなんですけど(8/4が誕生日です、皆様手帳におひかえなすって)年々夏がキライになっていきます。
今年空梅雨だったし、秋のキノコのことを考えると頭が痛い日々です。
というわけで「暑すぎて執筆が進まないよね しかたないよにんげんだもの。 てつを」というのが今日の結論なのですが、そんなこと言ってる場合じゃないので何とかしてやる気を出すべく、MP錬成系やりすぎ飯をやっていくことにしました。
クソうまキノコハンバーグプレート
まず用意するのは牛豚合いびき肉。
何の変哲もない松阪牛と鹿児島産黒豚を合わせたひき肉です。
これは先日、銅蟲さんの弟さんことヒト秋氏(@funayamahitoaki)にお誘いをいただき、山梨県は北杜市にあるひまわり市場というCGC厨歓喜の地元資本スーパーマーケットに行った際に購入したものです。
山梨関係ないじゃんとか言わないよ?
この市場は毎週末に変わった鮮魚を販売することで知られ、テレビの取材などもしばしば行われているそうなのですが、今回は残念ながらそこまで変わったものはありませんでした。(活け締めのマコガレイとかデカいマナガツオとかはあり、珍魚ポテンシャルは感じた)
しかしそれはそれとしていい感じの食材が溢れかえっており、銅蟲さんが目ざとく見つけたこの合いびき肉はグラム350円です。安過ぎィ!
このひき肉に合わせるのは
先日も登場したムラヤマ氏。
泣く子も黙るポルチーニのご親戚にあたり、天然キノコの中でも屈指の美味とされています。
口蓋に貼りつくような旨味がやばい。
味の比較用(咬ませ犬ともいう)にカワリハツも用意しました。
これらをタマネギとともにミキサーにかけ、
ペーストをフライパンで炒って水分を飛ばします。
僕はともかくふわふわしたハンバーグがキライで(そういうのが好きな人は先週発売されたイブニングを買って「めしにしましょう」を読め)つなぎはできるだけ入れず、肉の純度が高いものが好きなのでこういう工程が入ります。
なお「だったらステーキ食えや」っていう意見については以前より「一理あるな」と思っています。
カワリハツもムラヤマも肉は白いんだけど、加熱するとムラヤマペーストのほうが色が濃くなるという理解。
これをそれぞれ練りこみ、
歯ごたえのアクセントとして、それぞれのキノコの柄を刻んだものをタネに包み
良く焼いていきます。
その間につけあわせを作ろう。
ムラヤマ氏をスライスし、バターでじっくりソテーします。
この類のキノコは結局これが一番美味しい。
それから、カワリハツと一緒に採れた
「野の金針菜」ことヤブカンゾウのつぼみを、
たっぷりのバター&砂糖でグラッセに仕上げます。
その間にハンバーグが焼ける……
割れトルorz
粗挽き肉に対してつなぎが少なすぎるとこうなる。人間がかしこくなっていきます。
気を取り直して盛り合わせ……
完成!
いただきマース。
……(;∀;*)美味すぎる。
そもそも不味くなる要素が皆無すぎて、味の不安なんてみじんも感じなかったんだけど、いざ食べると予想以上で、大脳旧皮質がキュッとシュリンクしていく。
肉が美味いんだけど、そもそも松阪牛と黒豚なんてどっちも脂が強烈に美味しいわけなので、そこにキノコの旨味が溶け込んでしまった日には事案が発生するのが目に見えています。
脳の言語野が感想を文字化する前にドーパミンがドバドバ出るぞ。
カワリハツは十分旨味が強いキノコのはずなんだけど、ムラヤマ氏と比べるのはかわいそうすぎるな。
ソテーですが、やっぱり旨味が貼りつく。
口の中をマスキングしてくるので、なんだかすごく人工的なうまみに感じてしまうな。
誰かムラヤマ氏からうま味成分を分離精製してほしい。野菜にかけて食べたいです。
ヤブカンゾウのつぼみのグラッセは、なんでかすごいアスパラっぽい風味があります。
個人的にはめっちゃ好き。
味:★★★★★
価格:★★★★☆
無事セルフオーバーキルしたので原稿をやっていくことができます。
やっていきましょう。
コメント
MP…「マッシュルームパワー」か、「ミートパワー」か…あるいは「めしパワー」か…?
ムラヤマさん食べたいなー。
採れる場所は分かっているのですが機会に恵まれなくて…(´・ω・`)
そのうち自分で採取してムラヤマパワーを実感してみたいです。人工的な旨みって相当ですねw
ほかのキノコにはない旨味の力強さですね(`・ω・´)
ムラヤマさんは7月と9月に出るそうです、今期もまだワンチャンあるのでは……?
めっちゃ美味しそう…
市販のキノコで代用するのは難しいんでしょうね
ポルチーニでしたら輸入物の乾燥品が売られてますから、それで作るのも一興かと(`・ω・´)
切れ端なんかのクズ肉をおいしく食べる方法としてソーセージやハンバーグが生まれたと書いてあった(もちろんソースはあれ)ので、挽き肉から作った以上固さは好みで主旨から外れてないでしょう。
あー、しかしうまそう…
あれがソースって信じていいのかダメなのかなんともww
僕は整形肉か! ってくらい硬いのが好きです(`・ω・´)