ポケモンGOでレアポケモンを簡単に探す裏ワザが発見されたらしい。
まあ僕は昭和生まれにもかかわらず、そもそもポケモンをやったことがないという人間なので、この話がどれだけのインパクトを持つかについては正直よくわからんのだけど。
でも、レアモノってさ、やっぱりワクワクするよね!
「みんな知ってるけど、出会ったことがある人は全然いない」みたいなものって、それが自分の詳しくないジャンルであっても探してみたくなる。
僕が子供のころはオオクワガタがそれに当たったけど、今の子どもたちはポケモンなんだろうな。
いや、失礼、大人もか。
レアモノキノコに出会った!
さて、先日のキノコ狩りは全体的には貧果に終わってしまったのだけど、インセクトイーターの知人ができたり(センチコガネを美味いと言い切れる御仁)秋に高級キノコが出そうなポイントを見つけたりできて満足度は高かった。
そのなかでも一番のクライマックスは下山中に訪れた。
アイタケを採取し、お土産ができてホクホクしながら山を下っていると、同行者がアオダイショウを捕獲した。
クサガメにも似たその匂いに悶絶しつつワアワアやってると、少し下の斜面から呼ぶ声が。
何だろうと思って見に行くと
∑(@Д@)
こ、これはミミブサタケ!!
ほとんどの図鑑、文献で「まれ」とされている、正真正銘のレアキノコだ!!
当然ながら、僕も見るのは初めてだ。
しかし、地面から沢山のウサ耳が生えているようなこの独特な見た目は間違えようがない。
チャワンタケ科に属する子嚢菌の仲間で、落ち葉が多く肥沃な雑木林に発生するという。
キノコのメインシーズンよりも少し早く発生し、大きさも3~4cmほどと小さいので見つけづらいだろう。
息を吹きかけるとウサ耳から胞子を吹き出すらしいのでやってみたが、雨の後だからか上手くいかなかった。
それでも思いがけないレア菌との出会いは言葉にできない嬉しさで、素晴らしい一日となった。
ミミブサタケを食べてみた
さてこのミミブサタケ、気になるのは食べられるかどうか。
倫理的な部分でいえば、レアキノコを食べるのはどうか、という話になるが、まれとはいえ全国各地に発生が見られるようだし、この群生の中の2、3個を持っていく程度なら問題はないだろう。
食毒については、ほとんどの文献で「不食」となってはいるが、触った感じは柔らかく歯が立たないということはなさそうだ。
近縁種に猛毒菌もなく、毒成分も分離されていない(そもそもレアすぎて研究されていないという可能性も高いが)。
ネット上には「大正時代には食用とされていた」という真偽不明の情報もあり、試食してみても問題はないだろうという結論に至る。
レアモノを食えってネフェルピトーも言ってたしね。
というわけで持ち帰ってきたミミブサタケ。
地中部は根のようになっており、地下の菌核につながっているらしい。
柔らかいが弾力があり、皮質のようにも思える。
よく洗って汚れを落とし、沸騰したお湯でさっと茹でてみる。
茹で汁に少し色がつき、やがてちょっとクセのあるキノコ臭が漂う。
悪くなりかけのナメコを茹でたときの香りに近い。
この茹で汁を飲んでみると……
……(・~・)
ほぼ無味だが、後味にちょっと、ピリッとくる……?
茹で上がったキノコをスライスしてみた。
断面や食感はアミガサタケに似ていて、弾力と透明感があり子嚢菌らしさが感じられる。
味を見てみよう。
……(・~・)……∑(×Ā×)
口当たりよく、歯応えもコリコリとブニブニのバランスがいいんだけど、後味がエグい。
しかもただのエグみではなくて、舌の付け根がずっとぞわぞわし続けるような極めて不快なエグみだ。
これは食べるの無理だなぁ……
味:☆☆☆☆☆
価格:×
これ食えば念能力が手に入るってんなら食べるけど、そうじゃないならやめといたほうがいい。
今後は見かけても息を吹きかけて遊ぶだけにしておきます。
コメント
アオダイショウは美味しかったですか?
アオダイショウは自分で捕獲したものではないので食べていません。
基本的に「苦味」「エグ味」「痺れ」あたりの味覚は毒の証
食べてそれを感じたら「ペッ」てした方がいいかな・・・
あと植物系の毒には結構嘔吐作用のあるものも多いから気持ち悪いかも?って思ったら素直に「リバース」推奨です。
ご親切にどうも!大丈夫です、そのあたりのことは理解してやってますよ。
それならよかった
余計なことでしたね、失礼