都内の超一等地「千代田区皇居外苑1-1」で今週末行われるキノコ観察会のスタッフを代表し、先週末当地で下見を行った。
開催地を聞いたときは正直なところ半信半疑で「周縁の狭い雑木林なら多少は生えてるかな?」程度に思っていたのだが…
行ってビックリ、松と芝生だけの広場に、足の踏み場もないほど大量のキノコたちが発生していたのだ。
確かにマツの菌根菌、芝生の腐生菌ともにかなりの種類が存在するが、同時に出るとこれほどに賑やかになるのかと感心した。
キノコと言えば秋だが、マツの菌根菌であるテングタケ科やベニタケ科のキノコはちょうど今頃、梅雨時から盛夏にかけてがハイシーズンなので、皇居外苑での観察にはもってこいのようだ。
楽しみはレストハウスでも
下見を終えて、昼食をとろうと「楠公レストハウス」の食事どころに向かうと、メニュー表におもしろいものを見つけた。
「八丈島産トミメ」というのはいったいどんな魚なのだろう。
調べてみると、正式和名はナメモンガラというカワハギ科の魚、いわゆる「モンガラカワハギ」の一種で、伊豆諸島ではよく食べられているのだという。
なんと!モンガラカワハギって食べられるのね…
南の島でシュノーケリングしてると、よくサンゴをつついて食べているのを見るから、シガテラとか持ってるんじゃないかと勝手に思い込んでいた。(持ってる種もいるみたいだけど)
彼らは前半身はカワハギそのものなのだが、後半身は細長くのび、遊泳力のありそうな尾鰭をもっている。
40㎝以上と大型になる種も多く、食べて美味しいなら一度南の島で釣ってみたいものだ。
席でしばし待っていると、大量の副菜とともに、手のひらほどのサイズがあるフライが出てきた。
やはり普通のカワハギよりは大きそうだ。
早速食べてみる。
身が厚くて食べ手がありそうだ…
…(゜~゜)
うーん、ジューシー!!
え、これ脂?なんかすごいジューシーなんですけど。
血合い部分も大きいし、カワハギとはかなり違う印象を受ける。
もちろん揚げ方もいいんだろうけど、臭みなども一切なくてとても美味しい。
こりゃあ本土まで運んでくる価値あるなぁ…
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
おかずも多く、ドリンクも飲み放題、しかも特製の菊の紋入り箸をお土産に持ち帰れて1,280円はなかなかすばらしいと思います。
食べてみたい!って方はお早めに楠公レストハウスにどうぞ!
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