「野食のススメ」第11回の記事が今週末くらい(たぶん)に公開されます。
過去の記事については以下のリンクからどうぞ。
↓↓
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
世話人「それでは、あとは若い二人だけで、ごゆっくりどうぞ」
親族「おほほほほ」
……(静寂)
カコーン……(鹿威し)
「……あ、あの」
「……はい」
「釣り書きを拝見しましたが、茸本さんは、とても多趣味な方だそうですね……」
「はい、大したものではございませんが……」
「どのようなことをされてるのですか」
「はい……エゴサーチなどを少々、たしなみ程度に。」
「エゴサーチ、ですか……」
ワイもネットに駄文を垂れ流してる身、時に「あの記事どんな反応されたかな~」と気になってエゴサーチをかけることがある。
でもその一方、エゴサによって発見されたエアリプやリンク記事等にはリアクションしない、という自分ルールを設定している。
だってそれに絡んでいくのってちょっとほら……なんかさ、気恥ずかしいじゃん……?(エゴサしてる時点で恥ずかしいやんけ、というツッコミはスルー)
「さわらず荒らさず、まったりと」ネットヲッチの格言だが、エゴサの際にも役に立つ心がけではないでしょうか。
というわけで、様々な感想や意見を楽しませていただきつつ、時に赤面したり時に歯噛みしたりしているわけだが、まれに全く見当はずれの批判をされていることもある。
最近では「野食してるやつはみんな貧乏人」「バカが貧乏自慢してて哀れ」みたいなツイートをいくつか見かけた。
屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・
そこまで言うならいいでしょう、ワイが昨日の夜食べたごくごくフツーの晩御飯を見せてやろうじゃねぇか。
ちびって逃げ帰ってもしらねぇからな!
突撃、茸本家の晩御飯
普通の晩御飯ということで、いつもツイートしているような「特選食材」は用いず、うちで毎日のように使っている安価な食材を用いて簡単に作っていこうと思う。
まず、先日散歩がてら採集してきたアミガサタケ(狭義のアミガサタケとコンボウアミガサタケ)を用意し、
軽く数千円分くらいを刻んで鍋に投入。
続いて週末に掘ってきてすぐに茹でた、アクの無い旬のタケノコを、同様に刻んで鍋に投入。
タケノコって都心で買うと無駄に高いよね。
デカい奴とか1本で1,000円近くしたりして、そのくせそういうのはアクが強くて米ぬかで茹でたくらいじゃ消えなかったりして。
あんまりアクが強いから、先日はデカい奴は蹴り折ってそのまま打ち捨ててきたりしたけどね。(食べる食べないにかかわらず、生えてきたタケノコは折っておくのが竹林保全のルール)
ここにベーコンも刻んで入れて、水から煮ることで「グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸」の三大うま味が相乗効果を起こす素晴らしいだしが取れます。
ここでふと「あ、ポルチーニも余ってたなぁ」と思いだし、
昨年山で採ってきて干しておいたヤマドリタケモドキとアカジコウをほんの4、5,000円分くらい刻んで投入。
それと偶然手元にあったアユの青竹焼きのエキスを入れて旨味を補強。
最後に塩コショウで味を調える。
鍋にバターをたっぷりと敷いて、研いでいない米(我が家はいつもつや姫)を広げいれて中火で炒める。
米が白くなってきたら、先ほど作っただし汁を数回に分けて投入し、
混ぜながら炊き上げていく。
汁気がなくなったら残った具材を入れて混ぜ、
最後にチーズを入れるのだが……僕としたことが……いつも使ってるコンテ(エテ、24か月熟成)もボフォール(12か月熟成)も切らしちゃってる……
しょーがないからやっすいやっすいレッドチェダーでも使うか……(´・ω・`)
皿に盛り、粗挽きコショウと、
うちではコショウと同様に使っている国産トリュフ(冷凍)をすりおろして混ぜかければ
春の食材たっぷりリゾット、完成。
いただきマース
……(`・~・´)
うん、95点。
タケノコのコリコリ感と、アルデンテに仕上がったつや姫の歯ごたえの対比がよいですね。
そこによーしゃなくきびしいキノコのうま味がワンパンKO狙いのストレートを繰り出してきて、ほぼイ○かけながらもスプーンが止まらない。
ちょっとアミガサタケが少なかったかな~この2、3倍は使ってもいいんだけど、そんなことしたらさすがにただの自慢になっちゃうからな~
味:★★★★★
価格:★★★★★
まあでもね、結局そういうことなんですよ。
ある程度「野食」を理解し実践されてる皆さんの食卓は本当に豊かで、本人たちにとってはフツーでも、首都圏の評価経済に照らし合わせたらとんでもない贅沢になっちゃうことってあるの。
そういう人たちが食卓のごく一部を開示すると、ただの自慢になっちゃうわけよ。
今回のレシピだって、キノコ類は全部自前だし、チーズとベーコンは半額セールで買ったものだから元手はちっともかかってない。
でも代官山で同じもの食べたらワンプレート1万円くらいするんじゃないの?
というわけで野食クラスタは貧乏とか哀れとかじゃなくて、人のやっかみを買わないようにつつましく生きてるふりをしてるだけで、本当はめちゃくちゃぜいたくな暮らしをしています。
お金をかけずにね。
コメント
そういう人はなんでもかんでも批判したい病なので反応すると喜んじゃう気がしますね・・・
むしろこうやって色々と取りに行ったり、釣りにいったりできるのが凄い羨ましく思います。
周りにそういう人がいないので、興味があってもついて行くとか飛び込んでいくってことがなかなかできないですし
旬に敏感であれば良い物を得られるという例を見た気がします。
オーバーキルすぎんだろ…
こんな記事書いたら悔しくて真似しようとしてタマゴタケと間違えてテングタケ取って食うバカモノが現れますよ!知ったこっちゃないけど!
これは釣りをしている人も、似たような場面に出くわすことだと思いました。
「あんなたっけー竿買ってバカじゃないの?」
「釣具にかけた金で築地行ったらもっと美味いもん食えるだろ」
などなど。
そうじゃねえんだよ!と…。
そ、そんな人がいるんですね…ネット怖いな。
値札しか信用できるものがない憐れな人達なんでしょう。特に関東と言うか東京はそうですね。銀座なんか典型例。犬の糞にも百万両…と言う言葉があるかどうかはともかく、値札が判断基準なんて…..、野暮ですね。
食材にあわせた調理法や組み合わせまで考える楽しさ。失敗もまた楽しい。
本当に贅沢な趣味ですよ。
羨ましくてコンチクショーですねw
そんなことしてるから嫌われるんだと思います。嫌われる期間が長いからよくわからなくなってるだけだけど。
時は金なり
ですからね。採りに行く手間だって、安定して安全な食材を選べる経験だって換金したらどうなることやら。
でも…そんな美味そうに見せつけないで下さい^^;
逆にどこのどいつがそんなこと言ってるのか、見てみたいものですがw
本、楽しみにしています。楽しみではあるけれど、あまり広まって欲しくない気もしますな。まあ普通の人はマネしないかなw
そんな批判してる人は、もし金を持ってたとしても、本物を食べた事が無い哀れな人です
40年前の話しですが、北海道の日本海の磯で拾って食べたバフンウニより旨いウニを食べたことが無い
お金では失格できないw
名前がついたそうです。
http://hamusoku.com/archives/9554469.html