Ho pescato le Bera bella(Labridae giapponese belle)

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Ciao come stai!
野食ハンマープライス恒例イタリア語教室の時間だよ!
突然だけど、今日のタイトルにはおかしいところがあるね! わかるかな?


(`・ω・)ノシ「定冠詞leとそのあとの名詞の数が合っていません!」


正解! じゃあ、それはなぜ?


……(´・ω・)「Beraという言葉の意味が分からないので、わかりません。」


そうだね、実はこれはとある魚の名前なんだ。
おそらく著者はこの「ベラ」とそのあとの「bella」を引っかけたくてこんなタイトルにしたんだね。


(´・ω・)「でも、bellaの複数形はbelleです」


そうだね。おそらく著者はイタリア語のことをよくわかってなくて、こんなタイトルにしたんだね。
浅知恵でカッコつけようとするとよくないことになるという好例だね。
みんなはこういうことをするのはやめようね。


(・ω・)はーい

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ベラはカワハギの外道か、それともカワハギがベラの外道か

というわけでイタリア語の分からない茸本がお送りします。

先日のべーやん丸における釣り会では、午前中風が強く沖合まで出ることができなかったので、岸沿いの浅場でカワハギ釣りを行いました。


船長の操船技術がよかったのと、潮が効いていて適度に流し釣りになったおかげでそこそこあたりも多く、楽しめました。


とくにこの24cmのデカハギ。


肝パンだよぉぉぉ(♥∀♥)

大変美味しくいただきました。
やはりカワハギ釣りはよい……


で、カワハギ釣りというと外道がつきものなのですが、一番多いのはやはりベラ類。
いくつか種類がありますが、どれもカワハギと同じく「砂地混じりの岩礁帯」を好む魚で食性も同じなので、よく掛かってきます。
水中をベロリベロリと舌のように動き回るのでベロ→ベラ。シュノーケリングをしていてもその動きですぐそれだとわかります。
どれもきれいな(bella)魚なんですが、しょせんは外道ということで関東では嫌われています。関東ではね。


今回、はじめに登場したのは


ホシササノハベラ。
やや体高があって、出っ歯でキツネ顔をしています。
色は緑色から紫色、こげ茶~黒色の斑点があるので「星笹の葉べら」。


大小混じりましたが、この20㎝オーバーはなかなかの大物です。
カワハギと全く同じ場所にいるので、これが釣れてきたということはチャンスタイムです。


その直後、同船のたまさんが釣りあげたのは


アカササノハベラ。
前種に似ていますが真っ赤です。
ちょっと深いところにいるのも特徴のひとつ。

ベラに限らず、様々な魚種において深場にいる種類のほうが赤みがかる傾向がありますね。
カサゴとか、タイとか。


船がやや流されて、砂地の多い場所に来ると


キュウセンが混じりました。シロギス釣りの外道としても有名ですね。
個人的な感覚として「投げカワハギ釣り外道のキュウセンはよい、落とし込みカワハギ釣り外道のキュウセンはよくない」というものがあります。
船でこれが釣れてくるというのは、ポイントから少しずれているということの証左。
逆に投げ釣りでササノハベラが釣れてくると、ガチの岩礁帯ということなのでいくないです。根掛かりしてしまうからね。

キュウセンは性転換をする魚で、小さいときはクリーム色でメス、大きくなると緑基調のカラフルな個体に変わるのですが、果たしてこれはどっちか。
性転換中なのだろうか。


船はどんどん流され、深場の砂地帯に来てしまいました。


ベラではないですが、深場の象徴ともいえるサクラダイ


さらにはトラギスが釣れてきました。
魚探を見ると水深は50m近い。
こうなってくるとカワハギは難しいのですが、むしろアマダイがワンチャンあるんじゃないかという期待が出てきます。

と、その時、竿先をガンガン叩くアタリが!
途中の引きも強く、アマダイきちゃったか!? と期待を持たせましたが……


テンスでした。
これもベラの仲間でやや深場に多い種類です。
近縁種のイラはそこそこ大きく、肉量も多くある程度喜ばれますが、テンスは笑っちゃうほどぺったんこなので喜ばれません。
個人的にはちょっとレアな魚なので嬉しいですけど。



といった感じで様々なベラが手に入りました。
当然持ち帰って食べてみたわけですが、それはまた次回。。

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魚介その1(魚系)
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コメント

  1. gim より:

    トラギスの天ぷらは大好きなのでむしろ積極的に狙いたいくらいですが、狙うとむしろカワハギが…。どっちも美味しいからなんの文句もないんですけど。

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