北海道の海では現在、カラフトマスの遡上が最盛期を迎えているようです。
カラフトマスは小型のサケの一種で、オスの背中がせっぱることで良く知られています。
関東だとサケ缶の中身、あるいはマスの筋子の材料として結構身近ですね。
身には脂が多く美味しいと聞きます。一度自分でも釣り上げて食べてみたいものだなぁ……
珍棒が送られてきた
ところで先日、なんこ鍋用の「馬の腸」を送ってくださったKさんから、またもや北海道の名産品を送っていただけることとなりました。
一体どんなものが送られてくるんだろう、楽しみだなー……
oh…Cim-Boh!!
いまどきこんなワード、ハリウッドザコシショウしか使わねーんでは……?
名前からは全く想像できないことに、これはなんとカラフトマスで作られた鮭とばだそうです。
形状は普通の鮭とばと異なり、細かい切れ目がたくさん入っていて文字通り皮一枚で繋がっています。
触り心地はかなりしっかりしており、大根の荒おろしもできそうですが、説明書きをみると「そのまま食べろ」とあります。
マジかよ……まあいいや、食べてみましょう。
珍棒を食べてみた
一切れ分を皮からむしりとり、食べてみます。いただきまーす
……(≧~≦)あっ柔らかい!
カチカチに干してあるので歯を立てた瞬間は硬いのですが、ぎゅっと噛むとすぐに柔らかくなります。
鮭とばと比べるとかなり脂が多いのでしょう、乾物なのにジューシーさとコクを感じます。
なんだろう、なぜかいくらの風味もあるぞ……
軽く炙るとさらに柔らかくなり、より食べやすさは増しますが、いくらの風味が失われてしまったようにも思います。
これはそのまま噛み締めるのが一番美味しい! マヨネーズもいらない!
せっかくなので酒びたしもやってみようと思い、日本酒を探したのですがちょうど切らしていました。
しゃーねー諦めるか……と思いながらふと酒置き場を見ると、そこにはウィスキーの瓶が。
ダメ元で浸けてみました。
…(≧~≦)なんじゃこりゃああぁ
くそウマスギワロタwwwウィスキーの苦味と珍棒のまろやかな脂の相性がバッチバチに抜群です。これ、普通の鮭とばじゃこうはいかないと思う。
かなり大人の味ではありますが、左党ならやる価値ありまくりでしょう。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
ちなみに珍棒の余った皮ですが(包○の話ではない)
加熱しないとまるで紙で全く歯が立ちませんが、火炙りにすると美味しくいただけます。
この皮でアイヌの人々は服を作ったと聞きますがさもありなん。
コメント
食い物系のブログの中では、出色です。楽しく、読みごたえがあります。毎日楽しみにしています。キノコとクラゲは、やっぱり食中毒が恐ろしいです。