今回の茨城買い出しツアーで、イシナギ(オオクチイシナギ)をはじめてゲットした。
まだ子供も子供だけど…
最大で2m近くなる大型の深海魚で、外房あたりでは専門の釣り船もある。
この時期になるとアンコウを狙う底引き網で大量に混獲されるようで、アンコウ水揚げの多い平潟港、大津港まわりではいくつかの店で見かけた。
当地の漁師さんは「スネヤ」と呼ぶらしく、正式名称を知らない女将さんもいた。
小さいもののみをそう呼ぶのか、大きくなってもそうなのかはよくわからない。
大型のものは高級魚だと聞くが、ここまで小さいとお店の人も扱いに困るようで、惣菜にして値段をつけるか、もしくは入り会い箱でまとめてしまっているようだ。
オオクチイシナギ(幼魚)を食べてみた
鮮魚が落ちやすい魚だと聞くが、今回購入した入り会い箱に入っているものは、今朝水揚げされたばかりのもの。
とりあえず、1匹刺身で食べてみよう。
…(・~・)
サクサクしてる。
根魚のむちむち感を期待して食べると肩透かしを食らうけど、固めのゼリーのようなサクサクぷりぷりした感じは独特だ。
大きければもっと美味しくなるのだろうとは思うが、せつなさんによるとそもそも刺身はそれほどのものでは無いらしい。
刺身に添えてあるのは皮の湯引きと、肝臓。
実はイシナギの肝臓はビタミンAを大量に含んでおり、食べるとビタミンA過剰症を引き起こす。
5~10gほどの肝臓で発症量に達するらしいので、一口かじって味見する程度にとどめた。
味は…普通の肝ですな。
カサゴとかメバルの方が美味いわ。
もちろんカワハギやアンコウには全く及ばない。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
イシナギを揚げると鶏っぽくなる?
刺身は平凡だったイシナギ
じゃあ何が美味しいのかというと…
唐揚げ。
なんでも、大きいイシナギは揚げると鶏肉のような味になるらしいのだ。
本当ならとても面白い。
…(`・~・´)
あー、なるほどねー。
魚は魚なんだけど、鶏っぽいと言えば鶏っぽい。
もっと言うとジューシーで肉汁たっぷりの鶏唐揚げを食べてるような感じ。
適度な柔らかさとゼラチンの多さがこの不思議食感を生み出しているのかもしれない。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
ちなみに塩焼きだと
普通の魚っぽくなっちゃうんだよね。
不思議…
やっぱり大きいのを食べてみたい
根魚は大小に関わらず味のよいものが多いが、さすがに2m近くなる魚の評価をこのサイズの幼魚で決めるのは乱暴すぎる。
売られることはまずなく、釣るにもハードルの高い深海の巨大魚だが、いつかは自分で釣って食べてみたい。
あ、もちろんお裾分けは大歓迎ですよ。
どんな形でも手に入りゃいいんですよ。
コメント
以前、高知沖で釣れた45キロぐらいのイシナギでしたが、味噌漬けとアラ煮 美味しかったですよ。僕も肝臓はヤバイと聞いてましたので食べなかったです。
船長が 市場に売っても一人分の乗船料ぐらいにしかならん て言うてましたので、もしかしたら高知では安く手に入るかもしれませんね。
45キロサイズで浜値1万円くらいってことですか…それは激安!
漁師さんにとって、わざわざ獲りに行くものではなさそうですね。ハタとかクエでそのサイズなら数十万にはなるだろうに…
タイミング的に怪しくもありますが、また今年も行く可能性は高いので釣れたらおすそ分けしますよ。
あんなのレンタルもないし。
刺身はこれっぽっちもうまくないので心底どうでもいいです。
わーいやった!ありがとうございます!!
身質はなんというか、ひたすら素直な感じですね。他のハタ科とは全然違ってました。
刺身は皮付きならなんとか…という印象です。
見た目で勘違いしがちですけど、イシナギはハタじゃないんですよ。
科からして違うので肉質の違いがあっても仕方ないですね。
逆にそこまで小さいのを食べたことないので、どんなもんなのか気になります。
おはようございます(^^)
「アラ」の小さいのが売っていましたが、美味いのかなぁ。。
見たこと無かったのでわかりません。。
「セイゴ」に形は似ているけど…。
大津にはたまに沖釣りに行きますが、
イシナギはルアーのイメージです。
もしみかけたらお伝えしますね。