キノボリウオでフォーではなくラーメンを作ってみた

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「野食のススメ」第9回の記事が公開されました。
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星海社Webサイト「ジセダイ」
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!


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先日、玉置先生とせつなさんが主催された「製麺会」に出席させていただいた。
当日の様子↓
趣味の製麺(玉置さん)
ざざむし。(せつなさん)

そこで僕はブロガー特有の「みんながワイにヘンなものを期待している、応えなくては」という被害妄想に襲われ、筑後川のエキスと滋味たっぷりのフナのラーメンを提供させていただいたのだが、幸いにして「ゲテモノと美味のちょうど中間」というタイトロープの上を無事渡りぬくことに成功、一定の評価を得た。

宮さんが用意してくださった基本スープが豚足入りだったおかげで戦えた、そういった側面はありまぁす。
フナ魚卵の美味さがなかったらゲテモノ方向に倒れてただろうな。

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木登りラーメンを作ろう

で、製麺会ということで、メインコンテンツは当然、玉置さんの誇る力強い小野式製麺機を用いた製麺教室。

全員が製麺を体験し、一巡したところで僕とせつなさんで余った粉を分け合い、お土産用の麺を作成した。

これを持ち帰って、作ってみたいラーメンがあったのだ。


先日、秋葉原のハラールフードショップで購入してきたキノボリウオ



ベトナムでは、キノボリウオ出汁で作ったフォーが比較的よく食べられているという。
確かに先日調理した時にも、ゼラチン質が豊富でいい出汁が出そうだなという印象を受けた。


一方で、淡水魚ということも関係しているのか、特に皮目に日本のウナギと共通する「粘液+川臭さ」のような匂いが感じられた。
香菜を散らせば多少は気にならなくなりそうだが、煮つけが美味しかったこともあり、フォーのような淡目の味付けよりは、醤油でしっかりと味を付けたほうが好みの味に仕上がるのではないかと思ったのだ。

というわけで、キノボリウオを用いたラーメンスープを作成してみることにした。



まず、キノボリウオをいくつか3枚に下ろし、


頭は二つ割にして、中骨とともに熱湯をかけて臭みを抜いておく。
残りのキノボリウオは筒切りにして、こちらも霜降りにして臭み抜き。


昆布を入れた水を煮立たせ、沸いたら昆布を取り出してキノボリウオの筒とアラ、日本酒を入れて、中火で2時間ほど煮る。


玉油の光るきれいなスープが取れた。

キノボリウオだけだと味が足りないかもしれないと思い、冷蔵庫にあった鶏手羽先を煮立たせて急遽作った鶏がらスープを合わせる。
カエシはキノボリウオ煮付けの煮汁に醤油を加えて、半量に煮詰めたもの。


3枚に下ろしたキノボリウオの身をごま油でソテーして、特に皮目をカリッとさせる。



製麺会で自作した極太麺を硬めに茹で、どんぶりにカエシ、スープ、麺、さらに具材とキノボリウオの身を盛り付けたら


キノボリウオのラーメン、完成!!


いただきマース

……(`・~・´)

うーん、まあまあかな。
旨味はしっかりと感じられるんだけど、それがキノボリウオによるものかそれとも手羽先によるものか、よくわからなくなってしまった。
その一方で、川臭さはあまり消えていないというか、醤油と混ざってウナギの皮目の香りみたいになった。
これはご飯の上に載っている限りは無敵だと思うんだけど、麺と絡むと何とも言えず……
連れははっきりと気に入らなかったようだった。

チャーシュー的に乗せたキノボリウオの身は弾力があって食べごたえがしっかりあり、力強くておいしかった。
尾鰭のほうまで続く謎の空洞は空気呼吸に必要なものだろうか。。
味含め、ユニークなところの多い魚だこと。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆




お土産用の麺の半分は縮れ加工して油そばにしたんだけど、控えめに言って最強に美味しい。
玉置先生&マダラ先輩、そして黒幕のせつなさん、本当にありがとうございました!

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魚介その1(魚系)
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