「究極の美味」アラは双葉(コアラ)より芳し

スポンサーリンク

先日、憧れのべーやんボートに乗る機会をついに得ました。
野食界隈ではその名を知らぬものはいないとも言われるべーやんボート、操舵するべーやんもいつもと違った頼れる船長の背中です。

べーやんボートの魅力は
・送迎つき
・貸しタックルつき
・自由度激高
・操船上手い
・船長がサービス精神旺盛

などいろいろあり、特に最後の2点については、陸でのべーやんからは想像がつかないほどカッコよく見えます。
野食女子の皆さん、ぜひべーやんボートに乗ってべーやんに惚れよう!


うん、こんぐらい持ち上げときゃ次回も乗せてくれるだろ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
 

まさかのアラを釣ったぞ❗(コアラだけど)

そんなべーやんボートですが、先日は中深場でライト深海釣りという旨のお誘いでした。
メインターゲットは100~300mの赤い宝石(ノドグロ)ということですが、果たして釣れるのか……

流石は幻の高級魚アカムツ、そう簡単には釣れてくれないな……


しかも今日は大潮、深場とはいえ潮がかっ飛ぶように流れ、オマツリが頻発します。
さらには底立ちもとれない(オモリの着底が分からない)。
深海釣りはまず着底が分からないことには釣りになりません。
魚探に表示されている水深の5割増し近く糸が出たところで「このままだとオマツリしてしまう」と思い、いったん巻き上げてオモリを重くすることにしました。

電動リールの巻き上げスピードを最高速にして、回収。
10分ほどで仕掛けが水面まで上がって……ってあれ、なんか掛かってる……?

なお、九州でアラと呼ばれるのは、同様にハタ科の最高級魚として知られるクエです。別の魚ね。
大相撲九州場所の風物詩として知られる「あら鍋」はクエで作ります。

あっそうだ船長、今釣れたポイントGPSに入れとこうぜ!!
「もう流されちゃってるからわかんないよ、また運が良けりゃ釣れるんじゃない?」
ショボーン(´・ω・`)

アラ、スーパー美味い

相模湾周辺では、今回釣れたくらいのサイズのアラを「コアラ」と呼ぶそうですが、まんまやんけ!
そんなコアラ、果たして成魚同様に美味しいのか。


まず鱗を落としますが、アラに限らずハタ科の魚は体表が非常にぬるぬるしており、滑って危ないので注意しながら作業します。
鱗を落とすとある程度ヌメリもとれますが、恐怖心があればまず酢をかけてこすり洗いし、ヌメリをある程度落としておくというのも手です。

鰭と鰓ぶたの棘に気をつけながら3枚に下ろします。

歯応えはやや繊維質で、むっちりしているけど弾力がありすぎない、しっとりとした大変すばらしい身です。
幼魚にも関わらず身には十二分の脂がのっています。
ハタ科って成魚になるとちょっと胸焼けするくらいの脂がのるからね、これくらいがバランス的にはちょうどよいのかな?

このタイプの刺身は醤油で食べたら台無し、ポン酢で食べるのが基本。
だけど、個人的には

隠し味に前日長野まで採りに行った

……(悶絶)
ハタ科のあらのゼラチン質は卑怯なほど美味いものが多いですが、アラのそれは最上級に近いです。
とくに皮と肝臓から出る脂が卑怯ですね。ズルいよこんなの。

味:★★★★★
価格:★★★★★



これはまたすぐに釣りにいかねばなりますまい。。
よろしくねべーやん♥

スポンサーリンク
 
スポンサーリンク
魚介その1(魚系)
スポンサーリンク
茸本 朗をフォローする
野食ハンマープライス

コメント

  1. 私の白身魚うまかった最高峰になるのがクチグロなのですが、クチグロと比べてどういう違いがあるのかとても気になります……( ・ิω・ิ)

タイトルとURLをコピーしました