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スマホの中に写真が溜まりすぎて動きが重くなったので整理していたら、ちょっと前の写真が出てきました。
これは……昨年秋の、ビストロ山のときに採られた写真ですね。
手に持っているのは、参加者の方が捕まえてきたオオフサミミズと思しき巨大ミミズ。
しばらく誰も食べずに放置されていたのを見つけて、さんざんいじり倒しているところを撮られたようです。
この時は採ってきた人含め「で、誰が調理するの?」みたいな空気になっていたので、ミミズの調理経験に多少長けているぼくが手を挙げさせていただいた形です。
ミミズなんて料理するの嫌だったんだけどなーしょうがねーなーもう。
ミミズのかば焼き……を作りたかったのに
オオフサミミズは全長30㎝、太さは直径1㎝を超える大型のミミズ。
調理時はやや小型のウナギ、もしくはデカいドジョウと同じように考えればいいです。
肛門からハサミを入れて身を切り開き、粘液と内臓を流水でよく洗い流します。
前回このオオフサミミズを食べたときは、素焼きにしたうえでウナギのたれを塗ってかば焼きにしたのですが、部位によっては強い臭みが残ってしまいました。
これはおそらく、焼き入れが甘かったからでしょう。
ミミズの臭みの一部は、土壌のゲオスミン様物質に由来すると思われるアスファルト臭さ。ウナギであればじっくりと火を入れ、体内の脂を加熱することでゲオスミンを揮発させることができますが、体組成における脂肪含有量が少ないミミズはそれができないので、長時間加熱によってゲオスミンを揮発させないといけません。
幸い、会場には常時火の入っている焼き網が鎮座ましましています。
下処理の終わったミミズの開きを、網の端っこの方にそっとオンします。
火が入るとみるみる縮み、長さは2/3以下になってしまいました。
しかしそれでもなかなかの存在感。焦がさないように付きっ切りで見守りながら、適宜上下を返し、じっくりと加熱していきます。
もういいかな。
一口分切り取って味見していましょう。
……(・-・)
うん……苦くて、ちょっと生臭い……
……あ、でもやっぱり、噛み締めると旨味はあるね。これならたれつけて焼いたらいいカンジになりそう……
……と、思っていたらここで声をかけられます。
「僕も味見していいですか?」
えっ……まあ、いいですけど……でもまだたれつけてないし、あんまり美味しくないですよ?
「……あーなるほど、、でもそんなに悪くないですね。」
あら……そうですか。。さすが皆さんゲテモノ野食材に慣れていらっしゃる。ミミズの旨味を感じ取れる人は本物ですな。
「私も食べていいですか?」
えっ、ちょっとちょっと、まだ完成してないんだけど。
「あれ、もう食べられるんですか? じゃあおれもください」
「おれも食べるー!」
あっ……あの……ちょっと……
……なくなっちゃった(;´Д`)
いやまあ、素焼きで食べる方が本当のミミズの味わかるけどさ……大丈夫ですかね皆さん……
でも、見た感じ食べた人はみんないいカンジの笑顔してました。よく訓練された皆さんですこと。
そのうちミミズとか、ゴカイとか、環形動物食べ比べ会とかやりましょうかね。ユムシとかエラコとか頑張って手配しますんで。。
コメント
これは足の裏の皮といって出してもばれないのではないでしょうか!