先日いただいたツキノワグマ。
満を持して肉を食べてみようと思い、先日スライスした肉を焼いてみたのですが
美味いけど結構硬いなー(;´Д`)
前に野食会でヒグマの焼き肉をやったことがあるのですが、あれは柔らかくてジューシーで美味しかったので、今回も期待していたのですが……うーむ。。
汁気を多くしてじっくり煮込んだらやっぱり美味しくなったのですが、もうちょっと熊ならではの風味や、肉汁のジューシーさを楽しみたいよね。
……ソーセージとか、どうかな。。
ソーセージにしたらどうかな
ツキノワグマ肉をちょっと食べた感想ですが、全然臭くないし、赤身はプリっとジューシー、そしてなにより脂がめちゃくちゃ美味いんですよ。
ただ脂と赤身の層が完全に分かれているので、どうしても煮込み料理だと別々になっちゃうんだよね。それがとてももったいない気がしました。
なのでミンチにして練り合わせ、肉汁が逃げないように加熱したら、肉の旨味に脂のジューシーさが加わって最強なんじゃないか、そう思ったわけです。
あとはあれだ、食戟のソーマで「クマ肉メンチカツ」みたいなやつあったじゃん、あれもヒントになりました。
アレを再現しようとすると五味子の身とか変なもの色々必要になるんでめんどいんでやりませんが、まあとりあえずひき肉にして美味しくなるだろうと、そういう考えです。やっていきましょう。
ツキノワグマ肉でソーセージ作ってみた
さて、ソーセージを作るにあたりまずは肉をミンチにしないといけない。
しかしうちにはミンサーがありません。
ググってみると、フードプロセッサーでもミンチを作ることが可能だそうです。方法は
半解凍状態の肉を1cm角のサイコロに切り、細かく止めながらフープロにかけていきます。
なるほど。。これはよい知識。
これに塩コショウ、ナツメグ、ニンニク、ショウガ、オレガノ、全卵、砂糖を入れてよく練ります。
これでタネの完成。
ソーセージなのでケーシングに詰めたいところですが、うちの近所で豚の腸を売っているところはありませんでした。
しょうがないので今回は
ラップに包んで
20分茹でます。
できた! いただきます🍴🙏
っと、その前に。
せっかくオンリーワンのソーセージ作ったんだから、オンリーワンのマスタードを添えたいよね。
そこで今回使うのが
南魚沼の鈴木農場さんから送っていただいたこの「和がらしマスタード」燻製バージョン。
今回のソーセージは燻製していないので、燻製したマスタードを合わせようとそういう考えです。
こんもり乗せて、いただきましょう。いただきまーす。
…
……う
うんまー!!(≧~≦)
やっぱり熊肉って美味しいわ。こんなにジューシーな肉って家畜合わせてもあんまりないんじゃないかな。
赤身の旨味の質が、なんだろう、ちょっと魚介っぽさも入ってる。牛の旨味とシカの旨味、さらに鰹節の旨味も載っているような……
科学的な分析データが欲しいところです。ただのイノシン酸1本じゃないよねこれ。
そしてマスタードがまたドンピシャリだよね! 洋がらしでなく和がらし(カラシナ)を使っているのでシャンとした辛味があるんですが、そこに燻製の香りが乗って若干まろやかになっています。
そしてこちらも旨味が強い。カラシナの種以外は調味料しか使っていないそうで、旨味や出汁を添加してはいないらしいのですが、とても信じられません。自分で作るのも楽しいけど、どうしても旨味と辛味が作るたびにばらついてしまうんだよな。
カラシナマスタードの真の美味しさを知りたい方は購入されるのが良いと思います。
味:★★★★★
価格:★★★☆☆
熊肉うまいなー。まだまだ量あるし、どうやって食べていこうかワクワクが止まらんです。
コメント
今回のようにふーぷろでサラミを作ってカビで発酵させてスペインのフエットのようなものを作るのはいかがでしょう?
イノシシフエットみたいな。
美味しそうですが、生に近い料理で食べるのはやはりちょっと怖いですね(;´∀`)