ここのところ多くの方がこのサイトに来てくださっていて、1日のPVが3万を超えるようになった。
1年前の自分にはとても想像ができないことだ。
まだまだコンテンツも少なく、ともすればだらだらと冗長に書き連ねるだけの未熟なウェブサイトに、これだけ多くの方が来てくださるなんて夢のような話である。
初めましての方は初めまして、いつも読んでくださる皆様はありがとうございます。
役に立たない知識に定評のある「野食ハンマープライス」管理人の茸本朗(HN)です。
ここ数日のPV増は間違いなくバラムツ&アブラソコムツのおかげで、今回だけでなく過去にも何度かバズってくれていて、驚異の集客力を誇っている。
営業部長と呼ばせていただきたい。
『ゲテ食』ではないつもりでやっております
ただこの記事のヒットのせいで「ゲテ食サイト」として知られてしまったのはちょっとした誤算だった。
確かに→の人気記事一覧を見てもアニサキス、ウミケムシ、栗虫にアオイソメ(どうでもいいけど僕のスマホで「あおいそめ」を変換すると蒼井ソメって出るんだけど…誰?)と、言い訳の利かないラインナップとなっていて「ゲテ食サイトじゃなかったらなんやねん」というツッコミが聞こえてきそうだ。
でも管理人として譲れないことは、それが“ゲテモノ”であっても「食材としていかに美味しく食べられるか」ということを主眼に置いているということ。
ゲテモノを食べてマズいキモイと言っているだけの記事・サイトと一緒にしてほしくはないなぁ…という思いはずっと持ってきた。
先日このことを友人のライターHさんと話したのだが、彼曰く
「どんな理念があっても、あれこれ高頻度で食いまくって公開するとゲテモノ食い扱いされる。『こいつ注目されたくて手当たり次第に食ってパフォーマンスしてんな』って誤解されるんじゃなかろうか。」
とのこと。
さいきん注目されている昆虫食なんかも、中心的に活動されている方は「将来の食糧難に備えて」「虫食文化の可能性を探るため」などの理由でごく真面目に虫食に取り組まれているのだが、メディアを中心に「奇特なゲテ食パフォーマー」的な扱いをされてしまっているように思う。
僕はこの風潮をどうにかしたい。
せつなさんも、また他の「採って食べる」活動をしている人も、みんな多かれ少なかれ同じような考えを持っているんじゃないだろうか。
だからどんな食材も、いやむしろ「マズい」「食うに値しない」と言われている食材こそ、スポットを当ててみたいと強く思うのだ。
世間に知られていない、でも素晴らしく美味なものたちに出会い、紹介していくことこそがこのサイトの使命だ、と勝手に思い込んできた。
このサイトの本来の主題は「美食ハンティング」であり、理想の人物はベア・グリルスではなくメンチなのだ。(現実はブハラだけど)
もちろん、書かれたテキストは著者でなく、読者の皆様のもの。
だからこれを読んでどんなリアクションをするのも自由だし、僕はそれをいつも楽しませていただいています。
ただ最近どうも誤解されてるなぁ…と思うことが続いたので、僕の考え方をあきらかにさせておこうと思い、このような更新内容となりました。
不快になった人は(いないだろうけど)申し訳ありません。
もちろん「味も見ておこう」的な単純な好奇心を抑えられない、ということもサイト運営の動機の一つだけど…
感謝するぜ お前(食材)と出会えた これまでの 全てに
美食ハンターのつもりで日々ネタを探していると、雑草や雑魚や、それこそ虫や多毛類や毒キノコ!でも調理法によっては美味しく食べられたり、お店で売られていてもいいんじゃなかろうか…というレベルのものに出会えたりすることがある。
それをこうやってウェブログにまとめて公表すると、それを読んでくれた人たちの中に「美味そう!」とか「ちょっと…ないわー」とか「キモッありえない」といった心の動きが起こって、ツイートやコメントでリアクションをしてくれる。
それを読んで、次のネタを探すためのやる気を喚起させる。
更新を続けていく中で、伝説の人(せつなさん)とも出会え、岡山中央卸売市場の翔さんとも出会え、そしてキノコ仲間もたくさん増えた。
そんな幸せなサイクルを回して、ここまでやって来れました。
あらためてこれを読んで下さっている皆様に、心から感謝を申し上げたいと思います。
マジメに更新を初めてちょうど1年がたち、アクセス数もサイトの規模もそれなりのものになったこのタイミングで、急にお礼を言いたくて仕方が無くなりました。
さっきふとざざむし。を見たら、まさかの同タイミングでせつなさんも読者への感謝を綴っていて、驚くと同時にちょっと笑ってしまった。
まあ僕の師匠だからね、しょうがないね。。
反省した端からまた冗長なものを著してしまいました。。
次からはまた変なもの食べてレポートしていきたいと思います。
こんなしょっぱいサイトですが、どうぞ今後とも、末永くごひいきいただきますよう、お願い申し上げます。
茸本朗
コメント
おめでとうございます。
私も、アウトドアなことやってますけど、やはりゲテモノ食いのレッテル貼られます。
ゴンズイもクロアナゴもコイフナもカラシナも一般的な食材と信じてますよ。(ワラ
ありがとうございます!
突然のカラシナに草ww
僕らパイオニアが美味しそうに食べまくって、それを見た市井の人々が「なんだそれ美味そうだな」って思ってくれたら最高ですよね。
お互いがんばりましょう
はじめまして。1週間くらい前からお邪魔して、記事を一気読みしたあげく毎日更新を楽しみにしています。特にさかなやキノコの記事に、ああ美味しそうだなあああ。と思いながら楽しく拝見しています。私の知らない美味しい世界を垣間見られてとても楽しいです。ゲテグイでいらっしゃるとは思っていません!食いしん坊だとはちょっとだけ…。今後のご活躍も楽しくお待ちしています。いつか私も実食の世界に行ってみたいと。
コメントありがとうございます!
親譲りの食いしん坊で子供の頃から損ばかりしています(笑)
今後もできるだけたくさん更新していきたいと思います。リクエストや、実際に食べて美味しかったものなどありましたら教えていただけるととても嬉しいです!
僕から見たら美味しそうな食材ばかりで うらやましいです。
たまに、にがてな虫出て来ますけど。
一昨日、和歌山県の勝浦沖 三百メートルでアカムツ釣りのジグに変なタコ掛かりました。おそらくチヒロダコだと思うのですが、ボクには食べる勇気がありませんでした。
まだまだ修行が足りませんね。
これからも頑張って下さい。応援してます!
ありがとうございます!
チヒロダコいいですねー!是非一度生きているものを捌いてみたいです。
軟体、特にタコは毒を持っているものはヒョウモンダコ類を除いてあまり無いですが、自信がないものを食べても美味しくはないですからね(^_^;)次また掛かったら、レポート、お待ちしています!
初めまして!バラムツからお邪魔しました。
自分も釣りをやるのですが、いかに外道を美味しく食べられるか追求してるので、こちらのブログに出会えたのは最高に嬉しいです!
自分も見習い、日々勉強して行こうと思います!
これからも頑張って下さい!!
コメントありがとうございます!
おお、まさに同志!
いろいろ変わった魚を食べていると、「こういったタイプの魚はこう料理すると美味しいかな…」という引き出しが増えていくので楽しいですよね!
よろしければ外道料理のレポート、お待ちしております!
こんにちは。
昆虫なんかは、基本的に陸生の甲殻類のようなものと考えています。
私は魚介専門ですが、楽しく読まさせて頂いています(読むだけ…。(笑))
今後とも楽しみにしています。。
エビカニとクモやバッタは味もかなり似ているみたいですよね。皆食べてるし、今さら改めてネタにすることもないも思いますが…
ありがとうございます!今後も頑張って変な魚見つけていこうと思います。
おめでとうございます!
そして、はじめまして。 実は約半年前からこっそりお邪魔しております、バラムツ失格事件、噂程度しか知らなかったのですが、ますます食べてみたくなりました。
これからも楽しみにさせて下さい、そして健闘を祈ります。
ありがとうございます!
あー食べてみたくなっちゃいましたか―…それは申し訳ありません。
あえて申し上げますけど、僕は止めましたからね!(笑)
これからもヘンなものをいっぱい食べていこうと思います。
よろしければ応援お願いします!
もはやこのサイトを見始めたキッカケすら覚えてないですが、実際に会って、サイトで自分の魚を紹介してもらうまでになれた事にとても感謝しています。
あなたに出会えた事ほど珍魚を扱ってきて良かったと思った事はありません。
これからもよろしくお願いしますよ‼︎珍魚会の会長さん笑‼︎
せつなさんにもぜひ入会してもらいたいですね‼︎肩書きは名誉会長でいかがでしょうか‼︎
珍魚会 参謀より
こちらこそ、翔さんには本当に感謝してます!
初めて出会うヘンな魚を料理するのは、大げさでなく本当に人生最大の喜びのひとつだと思ってます。
これからもいっぱい送って下さいね!いつも楽しみに待ってます。
せつなさんはすでにかなり珍海産物を食べてますから、肩書的には顧問に近いですかね(笑)
ぅ゛ぇ?
私、言われるほど食べてませんから経験不足すぎですよ。
来年は岡山もお邪魔して徘徊してくるかもしれませんが、通報しないでやってくださいまし。
はじめまして。
ミネフジコっぽい藤壺wを検索してこちらに来ましたw
引き込まれるように読みました。陸にいるというだけで虫系のものはダメなんですが
海に住んでると割と平気なのは何故でしょう。虫も食べられるようになるといいなあ。
これからも更新楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
峰不二子っぽい藤壺…ルパンと源氏物語がまさかのコラボレーションww
自分らと違う世界にいるっていうのは食材として大事な要素かもしれないですね。たとえばエビカニが部屋の中に出てきたら相当な恐怖ですし。
そういう意味では、虫にも早いとこ海中進出してもらいたいものですねぇ…w
先週、キビヤックなどの発酵特集を検索している際に偶然こちらのバラムツの記事に出会い、そのままファンになりました。大変申し訳ないのですが当初はゲテモノ食いのサイトだと思ってました。ですがすべての記事をちょうど読み終え、この記事読んで管理人様の考え方に感銘を受け共感しました。これからも応援しています!
ありがとうございます!
まあ、ぱっと見はゲテ食サイトですよね…(笑)
何にしても皆さんに読んでいただければ何の不満もないですし、楽しんでいただけたらサイコーです!
キビヤックいいですね、いつか食べてみたいものの1つです。自作、というわけにはいかないでしょうけど…