「野食のススメ」第8回の記事が公開されました。
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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年末年始の休みを用いていろいろなことを試したのだが、この時点でひとつの記事にするにはビミョーだな……というネタがたくさん生まれてしまった。
この後何らかの料理に展開していくべきものもあるかもしれないが、とりあえず現時点での備忘録も兼ねて、かんたんに載せておくことにする。
マテガイ刺身
マテガイ、エモい pic.twitter.com/C3vEvygNVT
— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) December 30, 2016
ペンさんにマテガイの竿抜けポイントを教えてもらったので、暮れも押し迫った29日の深夜にトライしたところ、立派な型のものを100本ほど確保することができた。
このサイズがこれだけ揃うことはめったにないので、以前から試してみたかった刺身に挑戦してみた。
……(`・~・´)
うん、甘くてサクサクして美味しい。
貝の甘さって不思議だよなぁ……グリコーゲンなのかなぁやっぱり。。
でも、ちょっと生臭みも気になる。
特に水管周り。
マテガイってどこで採れたやつもわりと生臭みある気がするな……。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
残りのはとりあえず串刺しにして干してみてます。
テン(ロードキル)
別の日、ウツボを釣りにいこうと西湘に向かっていたとき、道路わきに死骸が転がっているのをワイとマーシーが目ざとく発見。
車をパーキングに止めて近寄ってみると、落ちていたのはテン。
車にはねられたのだろう、死後硬直したてでカチカチだ。
野生動物が車にはねられて死んでしまうことをロードキルと言い、これを食肉や毛皮等の利用のために持ち帰る人は少なからずいる。
僕は狩猟免許を持っていないこともあり、このジャンルについて興味がないわけではなく、かつて伊豆大島でロードキルキョンが捌かれているのを興味津々で見ていたこともある。
とはいえ僕はまだ自分で哺乳類を捌いたこともないし、またロードキルものの安全性を担保するための知識もない。
そのため今回は死体を道路わきに避けて観察するのみにとどめた。
毛皮がめっちゃふかふかしている。
かつてはこの毛皮が大変高く売れ、「テンを狩るときは2人で行くな(ケンカになるから)」ということわざもあったそうだ。
トリュフ麹
トリュフの熟成に使っていた餅米を放置していたら見事な吟醸香がしてきたので、水を加えてこたつの下で育ててみることにした
さて、何にしようかね pic.twitter.com/u3N7tE948A— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) January 3, 2017
トリュフの保存に利用していたもち米にアスペルギルス的なものがついて「麹的な何か」になった件。
培養を試みて
蒸し米に入れて
低温調理器で38度48時間保温したのだが、残念ながら菌糸が発生せず、はぜてくれることはなかった。
その後、諦めて台所(冷暗所)に放置しておいたら少し菌糸が発生したので、アスペルギルスではなかったのかもしれない。
シカのアバラ肉低温調理
以前、猟師のSさんから頂いたシカのアバラ肉を、正月に低温調理にかけてみた。
とりあえず、63℃で8時間ほどやってみたのだが…
美味しいんだけど、まだまだ肉の繊維がしっかりしていて、また筋のような部分も硬く、顎が疲れてしまった。
これなら24時間くらいやってもよさそうだな。
また機会があればそうしたい。
いい肉
いい肉をいいお酒でやっつけました。
フロンターレ
ドキドキはほどほどでいいから今年はタイトル取ろうな!
などなど。
ネンブツダイの煮干しやウツボの皮なめしなどは現在進行中です。
ネタがまとまったら随時アップしていきますので、ご期待ください。
野食会もまだ募集中ですよ~
コメント
菌根菌のシメジを麦の培地で培養する方法が在るそうで、
トリュフそのものの胞子が米粒で発芽したのなら何かしら栽培のヒントになるかも知れませんね♪
ホンシメジは菌根菌のものと腐生菌の株があるそうで、栽培に適しているのは後者だと聞いたことがあります。現状、やはり菌根菌のものを栽培するのは難しいのだと……
なので今回もトリュフの胞子ではなく、トリュフについていた泥の中に入っていたアスペルギルスが発芽したものだと思っていたのですが……僕も詳しくはないのでわからないです。それもあって培養してみたかったのですが、まあそう簡単にはいきませんね(^_^;)