はじめまして。。(・ω・*)
ボク、「茸本朗」の植物担当の茸本・T・朗っていいます。
うすうす気づいている人もいたと思うんですけど、「茸本朗」はじつはユニット名で、他にも肉担当の茸本朗©など何人かの著者がいます。
ほんとは個人名で活動してはいけないってルールがあるんですけど、今日はこっそりボクだけで更新しちゃいます。
突然ですけど、最近の記事、ひどくないですか?
タマだとかサオだとか、「珍宝の珍に珍宝の宝でチン○ウでぇ-す」とか、下品にもほどがあります!
茸本朗©ってホントに品が無くて、みんなにも嫌われてるんですよ。
一番声が大きいしすぐ人のこと脅してくるので、みんな怖くて逆らえないんですけど、もう我慢の限界です!
企画会議ではシカのどこぞの部位ネタでやることになってるんですけど、無視してきれいな花の話をしようと思います!
藍より青し? なヒイラギモクセイの花
もうほとんど散っちゃいましたけど、先日まで、いろいろなところからキンモクセイの香りがしていましたよね!
ボク、キンモクセイの香りが本当に好きで、ちょっと離れたところでも「あっ、向こうの家のあの木、キンモクセイだな?」ってわかるくらいです。
秋のさわやかな早朝、キノコ狩りに向かう道すがら、ふわっと漂ってくるあの可愛らしい香り……思い返すだけでワクワクして、気分が高揚します!
そんなキンモクセイによく似た、近縁種のギンモクセイという花をご存知でしょうか。
モクセイ-Wikipediaより引用-
キンモクセイと比べるとおとなしく、控えめな香りで、こちらの方が好きという人も少なくないようです。
でも、今回紹介するのは、これではなく
ヒイラギモクセイという花です。
クリスマスや正月に活躍するヒイラギも、実はギンモクセイやキンモクセイと同じモクセイ科の植物です。
ヒイラギモクセイは、ヒイラギとギンモクセイの雑種と言われており、ギンモクセイそっくりの花をつけるものの、葉がヒイラギに似てとげとげなのが特徴です。
あいのこなので、香りがもっと控えめなのかと思いきや、キンモクセイよりも強いのではないか? と思えるほど強烈!
樹の下を通りがかると、苦手な人なら頭が痛くなってしまうかもしれません。
ワインでいうとゲヴュルツトラミネールやリースリング、はたまたヴィオニエのような、甘美でとろけるような香りがします。
ヒイラギモクセイの花はジャスミンの代わりになる??
さて、先日「野食のススメ」の取材をしていた際に、このヒイラギモクセイの群落に遭遇しました。
樹の下に立ち止り、香りを楽しんでいると、ふと「この香り、ジャスミンにそっくりだなぁ……」ということに気づきました。
調べてみると、なんとジャスミンも同じモクセイ科に所属する近縁の植物なのだそうです。
であれば、ジャスミンみたいに、香り付けに使えるんじゃないか……
そう思い、花を少しだけ頂いて持ち帰ってみました。
ジャスミンで香りをつけると言えば、やっぱりお茶。
今回はウーロン茶と緑茶で、香りが付くかどうかを試してみることにします。
お茶のパックにそれぞれヒイラギモクセイの花と、
緑茶の葉、
ウーロン茶の葉を入れ、
湧きたてのお湯をウーロン茶の葉に、少し冷ました湯を緑茶の方に注いで、お茶を出してみました。
仕上げに、生花を少しだけ散らします。
……(*´∀`*)
はあ、いい香り♪
緑茶、
ウーロン茶ともに、ジャスミン茶そっくりの甘い香りが加わりました。
思った通りです。
でも、お湯を注ぐと同時に、ヒイラギモクセイの花は茶色く萎れてしまいました。
また、お茶にわずかながら渋みが追加されてしまうようです。
もともと渋みの強い緑茶だと、ヒイラギモクセイの渋みが加わることでちょっと飲みづらさを感じてしまうかもしれません。
また、時間がたつと香りが揮発しきってしまうようで、飲み頃は長くありません。
なので、代用は大成功! とは言えませんが、成功と言ってもいいと思います!
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
アフタヌーンティーに、お茶菓子と一緒に味わうには最高のお茶だと思います……♪
そういえば、次回の「野食のススメ」のテーマもアフタヌーンティーらしいですけど……いったいどんなものができるんでしょう。
あちらはまた別の茸本朗が書いているので、ボクは記事の公開を楽しみに待つことにします。
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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……あ、今日の記事のコト、くれぐれもご内密にお願いしマスね??
ではまた、植物の記事でお会いしましょう!!(≧∀≦)
コメント
魚担当はハンターハンター好きで植物担当は銀魂好きと見た(キリッ
だいたい合ってます!!(≧∀≦)
>ジャスミンも同じモクセイ科に所属する近縁の植物なのだそうです。
属でなく科でわけるとレンギョウやオリーブなんかもモクセイ科なんですよね
モクセイ属にも「珍宝クセイ」なんてのが1種くらいあってもいい気がします
けっこう、我々の生活に密着したグループのようですね。。
うーん、……うーーん……いらないかな、僅差で。。
別人格が香ばしいwwww
昔ある民家の隣を自転車で通った際、漂う香りに
「ふっ、またキンモクセイの香る季節がやってきたか…」
とイケメンイメージでつぶやいてみたのですが、季節は春でしたので「それはトイレの芳香剤だよww」と母親に蔑まれて顔真っ赤にした思い出があります。
しかし調べると春にも稀に咲くそうですね。あれは…いや多分芳香剤だな
今度ジャスモクセイ茶試してみます
トイレの芳香剤ね……アレは僕も結構だまされるんですよねぇ……
ぜひぜひ! 試してみてください!!