ムベのつるはアケビ類(キノメ)の中で一番美味しいと聞いたんだけど(& 焼津野食会追記)

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焼津野食会2018初夏 やります

主催:ななしカフェ
   茸本朗・野食ハンマープライス

日時:2018年5月4日(金)14:00頃乾杯~20:00頃解散(入退場自由、会場素泊まり可(別途宿泊料を頂戴します))
   
会場:ななしカフェ
   静岡県焼津市浜当目4-17-1

費用:食材をお持ち込みいただける方 3,000円 
   お酒のみのお持ち込み、もしくは手ぶらでご参加の方 4,000円(いずれも飲み放題付き)
手ぶら枠大歓迎です! エクストリーム参加もウェルカム(`・ω・´)

今回も変わった食材、季節のキノコ、ヘンなイカなどが登場予定!!




参加申し込み:こちらからどうぞ(≧ω≦)
席まだまだあります! 

今回は子豚の張飛風丸焼きをやる予定ですので三国志ファン・北方謙三ファンの皆様のご参加をお待ちしております。

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ムベの新芽はアケビを凌駕するって聞いたけど

さて、先日アケビの新芽をいただいてとても感動したという記事を更新した

なぜアケビの芽はこんなに愛されるのか、食べて実感した
昨日の話の続きってわけじゃないですけど、山菜と言ったら「芽」という感覚は一般的なものかと思います。 タラの芽、ゼンマイ、ヤブカンゾウ……木本、草本、シダなど違いはあれど、いずれも新芽の部分を利用するものです。 とくにタラの芽やウ...

のですが、しばらくのちに読者のKさんから

「仲間内ではムベが一番美味しいよね』って話になってますよ」

というタレコミがありました。
な、なんと、それは興味アリアリ!

ぜひ食べてみたいですという話をすると、ありがたいことに採って送ってくださいました。

感謝っ……圧倒的感謝っ……!


ムベはアケビの仲間で、どちらかというと南方系の品種です。
海岸沿いに多いためか、葉(小葉)が革質でつやがあり、つるもプラスチック細工みたいに綺麗です。

以前に果実のほうをやはり読者の最上神Wさんに送っていただいたことがありまして。

ムベ、美味しいんだけどアケビとはちょっと別の果物だよね
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 茸本朗 初の単著「野食のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!! 購入へのリンクはこちらの画像をクリック! リアル書店でも、紀伊国...

この時は「美味しいけどアケビとは別もんだなー」という感想を持ちました。。

今回はつるを食べるわけですが、正直なところを言えば「硬そうだし、アクは強そうだし、厳しいんじゃないかなぁ……」と思っていました。


さっそく調理していきます。
アケビと味比べをしたいので、調理法はシンプルにしましょう。

ということで、ムベのつるは根元を切って

塩をひとつまみ入れた鍋で茹でます。
沸騰してから5分ほど、ちょっと長めにゆでるのがアケビ類を食べるときのコツ。


これを水に晒します。
30分ほど置いておいて、ちょっと味見をしてみることに。
アケビ、ミツバアケビはこの時点でかなり美味しかったのですが……

……Σ(×益×)
ウヘッ、すんごいアク……!!
あれ、あれれれ……? どうしたもんでしょう。
このアクはちょっと、我慢して食べられるものではありません。例えるならワラビのそれに近い。。

これは、アクを取り除かないと食べられません。
という訳で、ムベのつるをタッパーに入れて

重曹をふりかけ、熱湯を注ぎいれます。
ワラビの最もポピュラーなアク抜き法ですね。


このまま一晩おきましょう。


……すんごいアク出た……!

しばらく流水に晒してアクを抜き、

刻んで、溶き卵と醤油にくぐらせれば完成。

いただきマース

……(´・〰・`)
うん、サクサクとした歯ごたえはいいですね。どことなくお茶っ葉のような上品な青い香りがあるのも、うれしい。
でもアク抜きしたせいか旨みが感じられません。アケビのつるにある、ごくわずかなヌメリも、ムベからは残念ながら感じられませんでした。

うーむむむむ……
Kさんの話ぶりから推測するに、きっとムベの味はこんなもんじゃないはず。
たぶんですけど、アケビ類は全般的にアクが強く足が早いのですが、ムベはその中でも断トツに早いのではないでしょうか。
それこそタケノコみたいに「獲りたてが最良、あとはどんどんエグくなる」タイプの山菜ではないのかと思います。
だから、採りたてをその日のうちに茹でて食べたらもっともっと美味しいのではないでしょうか。

今回の試食でムベの味の評価を決める気にはまったくなれず、ぜひ次回自分で採取して食べてみて、それから判断しようと思いました。
絶対もっと美味しいと思うんだよなぁ……(期待)

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