世界最大のカタツムリ・アフリカマイマイのぬめりを完全に取り去るには○○が有効だった

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世界最大のカタツムリをエスカルゴ以外の調理法で食べたかった……けど……
銅蟲さんからアフリカマイマイのお裾分けをいただきました。 でかい…… これでも小型の部類で、大きいと缶コーヒーのサイズを優に上回るそうです。 アフリカマイマイは世界最大の陸上棲貝、つまりカタツムリ。地上に生えるありとあらゆる種...

この戦況を見て、あまたの野食クラスタたちが知恵を授けてくれました。
その知恵を杖にふらふらと立ち上がった茸本、王者アフリカマイマイとの第2ラウンドがスタートします。

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アフリカマイマイのぬめりを○○でぶっ●してみた

まずは片栗粉。中国でカキ(牡蠣)のぬめりと臭みを取り去るために用いられるものです。
片栗粉がぬめりを吸収して固まり、それを洗い流すことできれいになるという手法です。タコを洗うのにもつかわれるよね。

……いや、やっぱり除去しきれてはいないな。このままでは料理に用いることはできなさそう。
しかし臭いがかなり穏やかになっている気がします。というか大根の臭いで上書きされているというか。


続いて灰。

このアフリカマイマイを採取してくださった方からのアドバイスによると、南大東島でアフリカマイマイのぬめりを除去するのに灰が用いられているそうなのです。
どういう効果があるのかなと考えていたら、銅蟲さんから「アフリカマイマイのぬめりには酸性粘液多糖が含まれている可能性がある」という助言が。なるほど、アルカリ性の灰でぬめりを中和するんだね。

ということで竹ひごを燃やして灰を作り、

最後はお酒。日本酒が効くという意見とワインが効くという意見があったので、ブレンドしてぶちまけました。

というわけで片栗粉をまた大量にかけて、揉みこんでみます。

完璧!! 
おれは勝ったぞ、あのアフリカマイマイのぬめりに勝ったんだ!!!


ということでさっそくエスカルゴを作ってみました。

ということはやっぱり、前にせつなさんがやってた

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆



しかし、アフリカマイマイのぬめりを凝固させるに至った物質が何かは、結局のところわかりませんでした。
可能性があるのはアルカリ液、もしくは白ワインの有機酸、のいずれかかなと思います。
なので

①灰OR重曹で揉み、水洗い後さらに白ワインで揉んで、ぬめりを変質させる
②下茹でしぬめりを凝固させる
③片栗粉で残ったぬめりを除去する
④大根おろしと白ワインで臭いを消す

の手順を踏めば、アフリカマイマイを食用にすることができると思います。というかきっと、普通のカタツムリやナメクジもこれでいけるはず。

まあ、あんなにデカいアフリカマイマイも食べるときは一口大になっちゃうし、アフリカマイマイ以外の種類を食べるメリットはなさそうだけどね……
フランスの本物のエスカルゴも相当歩留まり悪そうだよなぁ……

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魚介その2(魚以外)
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野食ハンマープライス

コメント

  1. カコボラの記事で書かれていた酢はヌメリ取りにどうでしょう?

  2. あ、前回の記事ですでに試されていたんですね…失礼しました。しかもカコボラよりも強力だったとは。

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