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福岡で野食会やります!
現在参加お申込み受付中です。。
いつものパターンだと、確実にご参加いただくには「持ち込み枠」にて申し込まれるのがいいと思います。たぶん手ぶらはすぐ満席になると思います。
福岡野食会の持ち込み食材ですが、ふつうに「姪浜の朝市で買ったテナガダコ」とか「奈多で釣れたサゴシ」とか「室見川のハゼ」とかで良いんですよ。むしろそういうのが嬉しいです。できれば軽く加工してきて貰えるとありがたいけど、生のままでも大丈夫です。当日一緒に料理しましょう。
— 茸本朗(野食ハンマープライス) (@tetsuto_w) 2018年7月21日
皆さん、カブトエビって食べたことあります?
あの田んぼにいるちっちゃくてかわいい甲殻類。エビとつくけどエビじゃない、どっちかってとカブトガニみたいなシルエットしてるけど、実際はミジンコと近い仲間というあの謎な生物。
ぼく?もちろんないです。なんせグルメですから。食べたいと思ったことすらありません。
嘘、食べてみたさがないわけじゃないけど、絶対土臭いでしょあいつら。
小さいから内臓除去とかもできないし、清水で泥抜きしてたら死にそうだし。
まだシーモンキーとかの方が食べられそう。
で、そのカブトエビとは全然関係ないんですが、実は食べられるカブトエビが存在します。
それはミジンコの仲間じゃなくてちゃんとエビの仲間で、そもそも田んぼじゃなくて深海に棲んでるという、まあぶっちゃけて言うと本家カブトエビとは全く関係のないエビです。
蒲郡のカブトエビは美味い
それは、蒲郡・形原漁港前の直売所で、発泡トロ箱に入って売られていました。
どうやら正式和名はミノエビというらしいですが、蒲郡ではカブトエビと呼ばれているそうです。
深海底引き網漁で混獲されるけど、ともかく珍しい、珍しくて美味しいエビだから見つけたら即買いしろコノヤローと非常に強くプッシュされます(看板に)
深海底引き漁の禁漁期ということで冷凍品のみでしたが、漁期には生のものも売られるようです。
購入し「川崎まで車で持ち帰る」と伝えると、ドライアイスを大量に充填してくれました。ありがたい限りです。
まあ結局溶けて車の中が大惨事になったんだけど……
持ち帰り、観察をしてみます。
なるほど、頭の殻が非常にとげとげしくて、こういうモビルスーツあるやろ的な形状をしてます。(茸本はガンダムを見たことがないです、関係各位すみません)
これは確かに兜みたいですねぇ。
一方で胴の殻も腹側に広がった部分があって、これは蓑をかぶったように見えなくもない。
カブトエビと比べるとミノエビの方がやや無理やり感がありますが、まあカブトエビってつけたら淡水のやつとこんがらがっちゃうからね、政治的決着が行われたのは想像に難くありません。
店の人によると
「ともかく生が美味い、ミソがめちゃ美味いしアマエビより美味い、焼いてもめちゃ美味い、茹でても間違いなく美味い、あとめっちゃ珍しいから買っとけ、ほかの土地じゃ見ないぞ」
ということで、まあともかく美味くて珍しいんだなってことはよくわかりました。
確かにこれまでも相模や駿河湾沿岸の深海漁基地を散々巡ってきましたが、このエビがまとまって売られているのは見たことがなかったです。
そう考えるとレアなのは間違いなさそう。
殻を剥いてミソをすすってみます。
……(≧ω≦)ウンミャー
なんぞこれめちゃ美味いやんけ。甘えび(ホッコクアカエビ)より上、ボタンエビよりはさすがにチョイ下だけど、エビ類の中腸線ではかなり上位のうまさだと思います。
コクがあり、はっきりとした甘みと強いアミノ酸感があります。
刺身と
塩焼きで食べてみましょう。
……(´〰`*)
美味いですね……身質・味ともにやっぱり甘えびとボタンエビの中間ですね。
生だとぷりぷり、加熱するとキュッとしまって繊維質で、いずれも甘みだけでなく強い旨味を感じます。
これひと箱1,000円は相当お買い得ですね。
味:★★★★☆
価格:★★★★☆
静岡でも沼津あたりの深海底引きでは取れてそうなんだけどな……見かけたら教えてください。
コメント
こんにちわ。
ミノエビおいしいですよね。漁期になると西浦鮮魚マーケットで写真の倍以上の量が300~500円位で売られているのをよく見かけますよ。しかも、その日水揚げの鮮度抜群のものです。見かけたら絶対に買っています。
静岡の沼津では、戸田の深海魚撮影会の際に見かけたことはあるので、とれてはいるはずです。地元の人もおいしいと言っていました。
しかし、沼津の深海魚を扱うスーパーや魚屋さんでは1度も見かけたことがないので、流通は相当少なそうです。
こんばんは。いつも楽しく読ませていただいてます。
そちらではミノエビというのですね。
宮崎の延岡ではガラエビといって塩茹でにしてよく食べてます。
塩茹でもとてもおいしいので機会があれば是非お試しください。
頭部のトゲトゲの形状的に「海底2万マイル」のノーチラス号と言ったほうが通じるかも~