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岡山で野食会やります!
日時:11/9 お昼~
場所:岡山県笠岡市 庄屋屋敷とくら
詳しくはこちらから
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昨日の肝カレーに具材として投入した貝のひとつに「ながらみ」があります。
ながらみとはダンベイキサゴという巻き貝のことで、千葉県や静岡県など外海に面した地域で漁獲されるローカルな海の幸です。
知名度はそんなでもないですが、味は抜群。
小さいながらもむちっと柔らかく甘味のある味は、アワビを彷彿とさせます。貝のなかでもトップクラスの味わいだと思います。
そういうわけで、当該地域を訪れたり、あるいは吉池に行ったりすると必ず貝売り場を覗いて見てみるのですが、そこそこレアな感じで必ず売られているというわけではありません。
またあったとしても一パック1,000円前後が相場で安いものではないので、結局買えないこともしばしば。最近は採る漁師さんも減っているみたいだししょうがないかなぁ……
と思ったら先日、たまたま立ち寄った練馬のスーパーマーケットで見つけました。
びっくり!
しかも一般的な市場価格の1/3位の安さ。
活きのよさも抜群で、足を伸ばしてうねうねと動き回っています。
これ幸いと3パック購入。ここのスーパーの生鮮担当さんを呼び出して、お礼とチップを弾みたくなりましたが迷惑なのでやめました。
ながらみの「沖漬け」を作ってみた
鮮度のよいながらみは熱湯でさっと湯通しするだけで美味しく食べられます。
なので今回もそうしようと思ったのですが……足を出してやたらとうねうね動く彼らを見ていたら、とある考えが頭に浮かびました。
一掴みのながらみをジップロックにいれて
みりんと醤油を合わせて煮切ったものを注ぎ、そのまま冷蔵庫で保管します。
数日後
こんな感じに仕上がりました。
そう、沖漬けです。
沖漬けは普通、漁獲されたばかりのイカやシラスなどの魚介を、船上で活きたまま漬け込みタレを吸わせたもの。
今回は家で仕込みましたが、これだけ活きが良ければ問題なくタレを吸ってくれるはず。
あとは身が抜けてくれるか。活きたままだと身が抜けにくい巻き貝はたくさんあるので不安ですが……
杞憂でした。内臓までつるり。
若干砂がついているので漬けダレで洗い落とし、食べてみます。
いただきまーす
……Σ(≧ω≦)
うんまっ! キタコレ!
身の甘みは湯通ししたものよりも強く、生のサザエやアワビに感じるような磯臭さはほとんどありません。砂泥底に棲む肉食の貝なので臭みが少ないのでしょう。
肝にはちょっと独特の香りがありますが、舌の付け根にグッと残る強い旨味があります。
そして何より、肝の中までしっかりタレが染み込んでいて、沖漬けとしては完璧。
味:★★★★☆
価格:★★☆☆☆
茹でてこれだけ旨い貝なのだから、生でもワンチャンあるんじゃないかと思ったのですが予想以上でした。これを出す居酒屋あったら流行るでしょう(断言)
コメント
また練馬まで足を運ぶ機会があれば旬という魚市場に行ってみて下さい。
たまにマナガツオ等のこちらではあまり見かけない魚も置いてあったりしますよ!
キサゴは藻類、デトリタス食じゃなかったですか?
ソースが少なくて確かであると言い切れないですが、キサゴ類はデトリタスを濾過摂食するようです。肉食ではなさそう。
ともあれ、キサゴ採り行きましょう。この時期だともう夜の干潟ですかねー。生態をいくらか調べてましたが、秋の産卵期を終えてがっくり減るでもなく年中採れるようです。
沖漬けって、冷蔵庫入れるより常温でギリギリまで活発に活動させておいた方がよく吸ったりとかいうことはないんですかね?(イカの船上でドボン見ると特に冷やしたりはしてないイメージですが)
まぁ今回は相手が貝ですんで絶命したかどうかも判断しづらいですし、常温で放っといて痛むリスク考えたら…というのは良く分かりんすがふと気になり